2026年9月11日金曜日

最終楽章 響け!ユーフォニアム後編を見てきました


最終楽章 響け!ユーフォニアム後編を見てきました。

以下、ネタバレを含みます。


前編で11話蔵枚までやってしまって、残りせいぜい40分ほどのはずなのに、2時間強の大ボリューム!
オーディションの結末が変わってほしい!Ifエンドが見たい!そんな思いもある中、あの結末がそんなに簡単に変わっていいのか?変わってしまったらどうしようという、もやもやする気持ちが半々の状態で見に行って来ました。

でも、やっぱり響け!ユーフォニアムでした。

やっぱり久美子たちが信じた「正しさ」。それを簡単にねじ曲げるような作品ではなくて、安心しました。

結末は変わらないですが、久美子と黒江真由との関係を描くシーンが、マシマシになっていました。文化祭のシーンなど、イベントシーンの追加や演奏シーンが大ボリュームで追加された、まさに完全版の最終楽章でした。

およそ10年に渡り続いてきたこの響け!ユーフォニアムもいよいよ完結しました。
余韻が残るすばらしいラストで終わってよかったです。

思えば、リズと青い鳥を見るために、フランスから日本に日帰りで行ったり、同人誌を作ったりと、まどマギと並んで、響け!ユーフォニアムも熱狂的にハマッていましたが、そんな作品が一つ終わってしまいました。

まだ、ワンチャン、リズと青い鳥の続編である「飛び立つ君の背を見上げる」がありますが。リズと青い鳥も続編をやるのでしょうか?山田尚子監督がサイエンスSARUに移ってしまったので、もう製作されることはないのかもしれませんが、リズと青い鳥はあれで終わるのが良い感じがすごくするので、このままユーフォ完結でいいのかもしれません。

響け!ユーフォニアム、ぜひ音響の良い劇場で見ることをお勧めします。

京都アニメーションならびに関係するアニメスタッフの方々、長い間お疲れ様でした。



「いつ、ほむらちゃんの願いは達成されるのか?まどマギのゴールが見えたかも?」~魔法少女まどか☆マギカ ワルプルギスの廻天を4廻天して見えてきたもの~

 魔法少女まどか☆マギカ ワルプルギスの廻天を4廻天してきました。見るたびに新しい発見があります。


↑3廻天目も4廻天目も杏子でした。周りの人たちも、杏子だったっぽいので、劇場によって偏りがあるのかもしれませんね。


以下、ワルプルギスの廻天のネタバレを含みます。


暁美ほむらの本当の願い~虚淵玄のワナ~

最近、アニメ版を見返してて、ほむらが魔法少女になるときに「まどかを救う」ではなく「鹿目さんとの出会いをやり直したい。 彼女に守られる私じゃなくて、彼女を守る私になりたい。」って言っていることを今更ながら思い出しました。

10話以降および叛逆の物語では、「私の願いはまどかを救うこと」とほむら自身が言っていますが、これ、違いますよね?ほむら自身も実はメガほむだった時の本当の願いを忘れていることに気づきました。

「まどかを救いたい」という願いと「彼女を守る私になりたい」という願いは、同じようで全然違うんですよね。実は、ほむらの本当の願いは端的に言えば、「強くなりたい!」という少年漫画の主人公と同じ、王道的願いだと思います。

今回のワルプルギスの廻天では、まどかと同じく、他人を救うために魔法少女になったマルグリートと接して、「まどかにあこがれて、まどかを助けられる自分になりたかった」と、ほむら自身が最後に言っていることに気づきました。これって、叛逆の物語と今作の終盤まで言っていた「まどかを救いたい」とは違う、本来の願いを思いだしたということですよね。

実は、ほむら自身も我々も、今まで虚淵さんに騙されていたんですよ。ぐぬぬ・・・虚淵玄め、いったいいつから仕込んでたんだ・・・。

「あこがれ」という言葉は、本作のキーワードともいえると思います。その象徴的存在として、ワス先輩は重要なキャラクターですね。適当に出した新キャラではなく、物語の進行上、必要な存在です。

このワルプルギスの廻天の本質は、本来の願いをほむらが思い出すための物語だったのかもしれません。これまでは、まどかしか見ていなかったほむらが、この後どうやって自身の本当の願いに近づけるのか、ほむらの成長物語がようやくここから始まるのだと思います。


いつ、暁美ほむらの願いは成就するのか?暁美ほむらが旧来型の魔法少女になる日

ほむらの願いが少年漫画の主人公のように「強くなりたい」なのであれば、それはいつ、何をもって達成できるのだろうと、ふと思いました。

まどかを救うことが本質的な願いではないと気づいたほむらは、これからさらに強くなっていくと考えられます。そして、まどかのように、魔法少女を含めた周りの人々を絶望から救う存在にいづれなっていくのでしょうか。その時初めて、ほむらは理想の強い自分になることができ、願いが成就するのかもしれません。

でも、「誰かを守りたい、世界を救いたい」って、元来の魔法少女ものの主人公の願いですよね。実はまどマギのゴールは、暁美ほむらが従来の魔法少女ものの主人公になることなのかもしれません。

その時までに、囚われのヒロインであるまどかをどうやって救うのかは今後気になるところです。これに対してちょっと思ったのが、「キュゥべえって感情がないんだよな」という点です。だいたい、物語において感情がないキャラクターって、最後には感情を持つようになるんですよね。綾波レイ然り。

ひょっとして、魔法少女キュゥべえ的なものが誕生して、キュゥべえたちが希望と絶望の相転移を起こすようになるのかもしれません。名塚底根を通して、キュゥべえたちが感情を理解するようになっていくのかも。キュゥべえたちが円環の理になるのかも。

ハリウッド映画的に、まどマギという作品を端的に表すサブタイトルをつけるなら、まどマギ~魔法少女ライジング~とかになるんですかね。


その他

冒頭のシーン

少女が冒頭の受話器を取るシーンですが、今更ながら、多分このシーンは時系列的には、最後のシーンなんですよね。受話器を取っているのはまどかで、後ろに見えるのはやっぱり円環の理で。そうすると、ほむらの受話器をまどかが手に取っているのはどういう意味を持つのか?一つは、まどかがやっぱりまだ円環に行っていないことを示唆することですが、次回作に注目です。

さやかの包帯

登校中に、さやかが首に違和感を感じているとき、包帯が微妙にほどけていて、それがまた自動的に結び直されていることに気づきました。これ、自動的に記憶を忘れるようになってますね。

ワスパイセンとまどほむの日常系同人誌を求めています

考察すればするほど、今回の新キャラクターの必然性が見えてきて、好きになってきました。特に、ワス先輩は、日常系に出てくる変な先輩キャラっぽくて、ほむらのライバル的存在なので、ぜひ、ワス先輩がまどほむの間に入ろうとしてわちゃわちゃやる同人誌が読みたいです。久しぶりに同人誌が読みたい!10年近く忘れていた感情が今、再び目覚める・・・。




2026年9月3日木曜日

「まどほむの壮大な物語の新たな始まり」~魔法少女まどか☆マギカ ワルプルギスの廻天を2廻天してきました~

 6年ぶりに投稿します。

魔法少女まどか☆マギカ ワルプルギスの廻天を2廻天してきたお話です。
以降、ネタバレを含みます。




叛逆の物語から13年、この時を待っていた・・・

正直、20代から30代半ばで、いろいろ欲しいものを手に入れまくって、人生のバケットリストがほぼ埋まっている状態でした。ただ一つを除いて。魔法少女まどか☆マギカの続編を見る。それまでは死ねないと思って、この10年以上生きてきました。

ついにまどマギの続編があるということで、緊張して映画を見に行きました。IMAXで。

しかし、一週目はとにかく失望してしまいました。
まず、OPにClariSが流れない!梶浦由記のBGMも弱い、イヌカレーワールドも弱い!新キャラクター出すぎ!名塚底根って、完全に風呂敷を無限に広げてスピンオフ出しまくって、キャラクターグッズ売りたいだけじゃん!等々いろいろ、失望してしまいましたが、一番は、

「まどほむ成分が薄い!」(※実は違う:後述)

というところで、一番失望していました。やっぱり、悪魔になったんだから、濃厚なまどほむの日常が絶対にみられるはず!そう信じていましたが、裏切られた思いでした。

その結果、映画を見た直後は、もう二度と見ないだろうとも思っていました。

しかし、自分の中で何かが引っ掛かり、今度はまどマギじゃなくて、呪術廻戦を見るくらいの気持ちで、翌日もう一周してみました。

「面白い!」

いや、まどマギ面白いやんけ!
一週目で、それまで溜めに溜め込んだいろいろな情念を一度捨て去ると、この作品、面白い!過去の雰囲気とは違うけども、やっぱりまどマギだ。

今回のポイントは、最終章の第1幕といったところだと思います。
この話の役目は、今まで明かされなかったワルプルギスの正体について説明するということもありますが、重要なのはすべてを諦めかけたほむらが、「さやか」と、今まで「美樹さやか」と呼んでいたさやかを、名前で呼んでしまってからの展開だと思います。

これまで、周りに対して分厚い壁を作り、弱みを見せなかったほむらがついにその壁を崩したことが、今回の話の重要な点だと思います。
ほむさやも最高!とかはとりあえずさておき、ようやく、ほむらが他の魔法少女のメンバーとチームになれたのではないかと。

ここから運命を変えていくには、ほむら一人では立ち向かえないので、最終章に向けた第一歩です。今回の映画一本で、まどほむの話を完結することに大きな期待をしていた自分は一度、大きく失望しました。しかし、それは違うのだと、2廻天目で気づきました。

まどほむの壮大なお話は、映画1本では終わらないのです。まずは、真の戦いへの第一歩が、13年の月日を経て、始まったのだと思います。

これは予言ですが、最終章で、まどかとほむらの物語が完結したとき、最後にClariSの新曲が流れる気がしています。ClariSもいろいろごたごたがあり、大人の事情で、今回の映画のOPを歌えなかった可能性はありますが、クララはかなりClariSに執着しているような感じがしますし、たぶんまどマギのオファーが来たら絶対に断らないはず。おそらく、今回は演出的にClariSがOPを歌っていないのだと思います。まどマギはClariSに始まってClariSに終わるということなのだと信じています。


以下諸々考察など

『最後のまどかは、円環の理と一つになったのか?~ほむらの成長を期待して、最後のチャンスが与えられる~』

一週目、まどか薄情やん!ほむらを置いて行ったじゃん・・・!と思いましたが、たぶん、まだ、まどかは円環の理に行っていません。今回は少し待ってもらっているのだと予想しています。ただ、今回の一件で、一刻の猶予もない状況だということが、ほむらと映画を見る観客たちにイメージづけられたのではないかと考えます。

今回、ほむらにとって最後のチャンスが与えられ、ここでほむらが成長しなかったら、運命は変えられないという少年漫画の王道的な展開のような気がします。
今のほむらは時間を巻き戻すことができないので、もうやり直しができません。これまでのほむらのままでは、目の前の大きな問題を解決できないのです。少年漫画的には、仲間と一緒に強くなり、最強の敵に立ち向かうという展開が王道展開ですが、まどマギも意外と王道展開になってきたのかもしれません。.hack//G.U.でいうと、ほむらはハセオポジションで、ようやくこれまでの孤独に戦うほむらではなく、一歩成長したほむらを描いたのが本作だと思います。

もし、王道展開なら、まどかは最後に一度だけほむらを信じてくれたと、そう願っています。答えは次回作で明らかに・・・。


『セルマいらない子?』

個人的には2回目見ても、やっぱりいらない子感は消せませんでした。映画的にはラスボス的なものを何か出さないといけないとか、まどかが円環に目覚めかけるきっかけとして、重要な立ち位置のような気がしますが、何か他のきっかけでもよかったような気がしています。

そして、一番困惑したのが声優が黒沢ともよさんということでしょうか。声が、声があまりにも赤城みりあすぎる!みりあはこんなことしないよ・・・!と、脳がバグって、困惑しっぱなしです笑

でもキャラデザは好き。

ちなみに来週は、響け!ユーフォニアム最終楽章の総集編後編ですが、絶対に見に行かねば。前編で、アニメ11話までの内容をやってしまったということは、後編は、アニメと結末が違うのは確実!


『EDが良かった』

EDは白背景に白と黒の足跡が歩いている様子が描かれているだけという、非常にシンプルですが、このEDがとてもいい。途中で黒い足跡が、ハイヒールの跡に変わったりして、足跡だけで、人生の時間の流れを描く深いEDだと思いました。こんなシンプルなのに、まどかとほむらの成長や、すれ違いを表現するとは・・・足跡の変化についてはもう少し考察したいですね。


『ほむさや』

ほむらがさやかを壁に抑えているシーンとか、さやかに対してパートナーのように接しているところとか、ほむさやがさく裂していて良かったです。叛逆の最後で、ほむさやの可能性を感じ、以前同人誌も描いていますが、今回のほむさやは良かった。そして、1週目は疲れすぎて、聞き逃していましたが、最後にほむらが「さやか」と名前で呼んでいるところは最高ですね。もう一回映画を見に行こう・・・。


魔法少女まどか☆マギカ ワルプルギスの廻天ですが、一回見てがっかりした人たちも、ぜひ2週目を見ることをお勧めします。頭を冷やして、冷静になってみると、見えてくるものがあると思います。
今回の話は、一見するとこれまでのまどほむ中心の話と全然異なるように見えますが、この後、絶対に致死量の数百倍の濃度のまどほむが待っています。たぶん。
案外王道的な展開になって来てて、
 ・1章 ワルプルギスの廻天→まどほむピンチ、一旦保留
 ・2章 お姫様(まどか)が連れていかれてしまう
    ・3章  仲間と一緒に姫の奪還、ClariSの新曲かかる
という流れを予想しています。


まどかを運命から解放するためのほむらの戦いは新たな形でまだまだ続きそうです。最終章まで、まだ死ねない・・・。生きねば。