2015年2月23日月曜日

金曜ロードショー「風立ちぬ」

トルネで録画していた金曜ロードショー「風立ちぬ」観ました。





年をとり、落ちぶれた巨匠の引退作品と見下して、この作品は劇場ではみませんでした。


宮崎監督ごめんなさい。普通に名作でした。




これはCMやテロップ入りのテレビ放送で見ていい作品では無かったです。


せめてブルーレイを買ってみるべきだった。




非常によく作りこまれた作品だと思います。


少なくても、ポニョとかよりは1000倍良かったです。


グッズ製作用のキャラクターをメインに押し出す、悪いジブリ作品ではないところがすごくいいです。メインのキャラクター以外の人物も生き生きと描かれていて、飛行機の設定は設計図をそのまま見ているかのように見事なできでした。作りこみが半端ない。本当に勉強している人にしか描けない描写だと思います。




主人公の声は結構叩かれていましたが、個人的には庵野秀明で正解な気がします。


得体のしれない感じが出てて良かったです。




内容は徹底して地味。


それゆえに、世間一般には受けないのが残念です。


世の中はきっとポニョが出てきたほうがいいんですよね・・・。




さすが、巨匠。いい作品でした。






来月は思い出のマーニーのブルーレイが販売されます。


予約しないと!また、観たくなってきた。


2015年2月14日土曜日

遊星からの物体x ファーストコンタクト

■遊星からの物体x ファーストコンタクト感想


「絶対、こういう過去作品のリメイクホラー的な作品はつまらない」


そう、確信してこれまで見なかった「遊星からの物体x ファーストコンタクト」。


監督も知らない名前だし、きっとへたくそなCGだらけだろうと予測していましたが、めちゃくちゃできが良かったです。むしろホラーリメイク作品の中では一番いいです。サム・ライミとか有名監督が作ったホラーリメイクよりも断然できがいい。




ジョン・カーペンター版の『遊星からの物体x 』の前日譚となる本作、クリーチャー「物体」のデザインが昔ながらの着ぐるみとそれを補うためCGを自然に合成することで、よりリアルでグロテスクに描かれています(ただ前作はCGを使わず、ほぼ同等のものを作っているので、当時のVFXってすごいですね)。






主人公を含め登場人物たちが、疑心暗鬼に落ちいていく様子や、建物のデザインや小物の細部に至るまで、ちゃんと前作のジョン・カーペンター版を踏襲していて、作品のイメージをまったく壊さない。監督のマティス・ヴァン・ヘイニンゲンJrって全く知らない人物ですが、この人はかなりよく分かっている。「遊星からの物体x 」が相当好きなのが伝わってきました。




最後の犬も、前作につながるように配慮されているし、このときの音楽も過去作品の曲が流れていて、2011年の映画であるにもかかわらず、ちゃんと当時の曲を使ってくれたところもうれしいです。リメイク版ホラーでありがちな、変なラップやメタルのエンディングが流れるのではなく、作品のイメージを壊さないようにしっかりと配慮がなされています。


全体的に名作ホラーが生まれた80年代の雰囲気がうまく取り込まれていて、宇宙船内部のデザインが少し茶地なところも80年代っぽい。




全体的によくできている。


しいて言うなら、血液検査のシーンがなくなったのと、ラスボスのインパクトが弱いのが気になりましたが、それでも、この作品は良作だと思います。




「遊星からの物体x ファーストコンタクト」は現在Huluで配信中なので、機会があればHuluもしくはTUTAYAで借りて観てみてはどうでしょうか。カーペンターファンは絶対満足するはず。


2015年2月12日木曜日

まどマギオーケストラ・コンサート+雪まつりイベント

■魔法少女まどか☆マギカ [新編] 叛逆の物語 オーケストラコンサート



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まどマギ叛逆の物語のオーケストラ・コンサートに行ってきました。



12時半から開演だったのに、寝坊して12時に起きて慌てて行きました・・・。


10日と11日の二日間にわたって開催されたコンサートですが、さすがに平日に行くわけにはいかず、11日だけ参加しました。10日も行きたかった!


11日の叛逆の物語編では司会はミズハス!マミさんの生アフレコ!


アナウンスもマミさん!





オーケストラのコンサートとか全然行ったことないのでわかりませんが、このコンサートはドラムやギターなどの楽器も使われていて、自分の中にあるクラシックなイメージのコンサートとは少し違う雰囲気でした。





ステージの真ん中にはほむらが魔女の正体に気づいたシーンで登場した時計と似たデザインの時計が置いてありました。パンフレットにはフクロウの鳴き声も演奏中に使われると書かれていたので、どうやって再現するのかと思ったら、時計のそばに立っていた人がフクロウの鳴きまねをするというものでしたwこれ、すごく緊張しただろうなと思いました。失敗できないですよね、すごい。時計の音も何かの楽器で再現されていました。映画本編では偽街の子供たちが歌うNoi!はコーラスの人たちがボイスチェンジャーで歌っていました。


多種多様な楽器が使われていて、アニメのBGMってこうやって作っているんだなぁって、ちょっと勉強になりました。





コンサートで一番印象に残った曲は「カラフル」と「君の銀の庭」のオーケストラ版、マミさんとほむらの戦闘シーンの曲「absolute configuration」、世界が劇的に変化する「flame of despair」、「misterioso」は曲調も激しくて、迫力がありました。生の演奏で聞くとやっぱり違います。


個人的には世界改編後、まどかとほむらが廊下を歩いているときのBGM「I think this world is precious」が、どこか懐かしいけど、もの悲しい雰囲気で好きです。あとは、アンコールで演奏された「Connect」と「Magia」のオーケストラ版はすごかったです。やっぱり、connectは名曲です。Magiaも力強い演奏で会場が盛り上がりました。




梶浦由記の曲をこういう形でオーケストラで聞ける日がくるとは。時代は変わりましたね。


10年以上前は梶浦由記やNOIRって言っても誰にも通じなかったですが、今ではこんな生のオーケストラで梶浦由記の曲が札幌でも聞けるなんて(本州では梶浦由記の曲のツアーとかやっていましたけど)・・・。







■雪まつり+ローソン巡り


コンサート後は雪まつりで佐藤利奈の公開録音があったので友人と行ってきました。


最近札幌でもこういうのやるようになったんですね。時代は変わった。


じゃんけん大会もあったんですが、まさかの会場の全員(100人以上はいる)が敗退。


じゃんけんで100人に勝つとか、佐藤利奈強すぎ。


結局仕切り直しになりました。






会場となりのべぇさんも解けずに健在(ライトアップ版)。


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イベント終了後ほむらコスの雪ミクと雪ミクコスのほむら





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ローソンでまどマギタイアップイベントをやっていて、大通りのローソン各店に等身大(よりでかい)パネルが置いてあったので全店回って観てきました。まどかだけ外れたところにあって見つけにくかったです。ローソン北1条店ってどこだよ!





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札幌でこういうイベントが増えるのってうれしいですね。
まあ、自分はそろそろ札幌を離れる予定ですが(そのはず!)。



まどマギの次回作があるかどうかまだ分かりませんが、楽しみです。
それまで、こういうイベントに参加しつつ、創作意欲をキープしたいです。



↓最近、うごイラ描いてみました。アニメって難しい。アニメーターがどんだけすごいのかが分かりました。ちなみに下は、現在、放送中のユリ熊嵐のOPのパロディです。がうがう・・・。幾原監督の作品はあいかわらず内容が分かりにくいですが、じわじわ、はまってきています。でも、やっぱりウテナが一番好きですけど。















2015年2月2日月曜日

ベイマックス観てきました!

■ディズニーのSFアニメ「ベイマックス」


噂のディズニーの新作「ベイマックス」を観てきました。
これは超面白い。




ストーリー的にも面白いですが、一番感心したのは、この作品には、とにかく科学・技術のアイディアとデザインのアイディア、その両方にあふれている点です。インスピレーションの宝庫です。




科学・技術面では、様々な最新技術を作品の中で紹介していますが、これは現在研究段階のものばかり。おそらく、徹底的なリサーチメントを行ったことがストレートに伝わってきました。とくに、主人公の作ったマイクロロボットはトランスフォーマー等にも出てきますが、自己組織化をベースとするロボットは最近アニメや映画でも流行っています。これは現在実際に研究されているものであり、徐々に現実のものとなりつつあります(↓)。








ディズニーにしてはこれまでにないタイプの近未来SF映画で挑んできたので、正直驚きました。これまで伝統を重んじてきたディズニーですが、アナ雪あたりから、その姿勢を崩し始め、新しい作品作りに力を入れているのかもしれません。




また、この近未来SFの舞台も、日本の伝統建築とアメリカの街並みを合成したような、近未来都市になっており、少し攻殻機動隊やブレードランナーに近いかもしれません。これに加え、現在若者の間でインターネット上で流行っているアニメやニコニコ動画で使われているような顔文字デザインなど、これまでのディズニーでは絶対にありえないデザインを画面のところどころに取り入れていることがすごい。かなり日本のアニメや現在のトレンドのデザインをリサーチしているような気がします。キャラクターはアメリカのヒーローものを取り入れて、子供向けに設定。




アメリカと日本の異色の文化をバランスよく融合したいい作品です。




ちなみにこの作品のEDの後にはスタン・リー(らしき人物)が登場します。


スパイダーマンの生みの親です。


ちなみに字幕版だと本人が声を当てているようです。


吹き替え版だと大木民夫さんが声を当てています。




大木さんも好きですが、英語版も聞きたかった。


でも、もう近場で字幕版やっていないんですよね・・・。


観るのが遅かった・・・。






これはブルーレイ出たら買います。設定資料集も勉強のために買います。






■まどマギショップ行ってきました。


札幌パルコでまどマギショップがオープンしました。


雪まつり期間限定ですが、行って来ました。


行った時間が悪かったのかもしれませんが、めちゃくちゃ閑散としていました。




ちなみになぎさがいました↓


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11日にはまどマギ叛逆の物語のコンサートがあります。司会はミズハス!