第5話ではついにソルダの名前が初登場します。
冒頭バネル一家の家
情報屋のバネル一家の家はバルビゾンという村にあります。バルビゾンは「落穂拾い(オルセー美術館展示)」などの作品で有名なジャン=フランソワ・ミレーを代表とするバルビゾン派の画家たちが集った美しい村です。
こちらは、海外のビィートレインファンの方のサイトでも紹介されていますが、アニメ本編に該当するような場所はないようです。バルビゾンはパリから結構離れていて、車がないと行くのが難しい場所なので、断念しました。国際ドライバーライセンスを持っているノワールファンの方がいましたら、一緒に行きましょう。しかし、聖地巡礼を抜きにしても、バルビゾンは一回行ってみたいです。たまに、メトロの広告で見かけます。フォンテンヌブロー宮殿の近くということもあり、人気の観光スポットのようです。
ミレイユと親しかった一家の殺害現場に出くわした二人。ここで、霧香が発した冷たい言葉がミレイユの機嫌を損ねてしまいます。
常にギスギスした二人ですが、今回、霧香の一言でミレイユは激おこ状態に。霧香も家においてけぼり。表情には出していないですけど、本当は霧香も心の中ではすごく悩んでいるんですよ、きっと。NOIRの見どころの一つは、ツン70%くらいのミレイユが徐々にデれていくところでしょうか。本編で直接的にはあまり描かれないですけど(そこがいい)、霧香も悩んで頑張っているんですよ。
サブタイトル後に登場するパリの風景はどこから撮影されたものか分かりませんが、おそらくサン=ジェルマン=デ=プレ界隈の風景を元にしています。
画面奥のドーム状の屋根の建物は、フランスの国立アカデミーのInstitut de France(フランス学士院)です。写真は、ポン・デザールから撮影したものです。アニメ本編は、おそらくセーヌ川左岸のサンジェルマン大通り沿いのホテルかどこかから撮影した風景をもとにしているのだと思います。
ミレイユと霧香がセーヌ川沿いで話しているシーンはマリー・アントワネットが幽閉されていたコンシェルジェリー付近の風景が元になっています。尖塔はCour de Cassation(最高裁判所)の一部。しかし、実際の風景では階段がこの位置に見える場所には、橋はありません。
実際の風景では、橋は階段の位置よりももう少し、離れた場所にあります。写真はサンミッシェル橋です。橋より手前側に、にっくき警察署があります。滞在許可証の手続きで行きましたが、バカンスシーズンということもあり、適当な理由をつけられて、毎回追い返されました。最近になって、仮滞在許可証が発行されましたが、いまだに滞在許可証のカードは発行されておらず...かれこれ2か月以上戦っています....結局、手続きの遅れのせいで、労働契約の更新が遅れ、パリで1か月無職、給料なしで過ごすことに...。できれば、人生でこれっきりにしたいですね。本当に最悪でした。
その後に、登場するパリの広域を見渡した風景は、ノートルダム大聖堂から撮影したものです。OPでも使われています。この風景は、旅行ガイドなどにもよく載っています。
ノートルダム大聖堂はNOIRだけでなく、ディズニー映画「ノートルダムの鐘」(ヴィクトール・ユゴー原作)でも出てきます。
ノートルダム大聖堂は棟の途中で鐘を実際に見ることができる場所もあります。
実際にカジモドが住んでいそうな雰囲気です。
酒場のシーン
ミレイユがバネルの死に関する情報を集めに訪れたバーはサクレクール付近(Rue Drevet)にあります。ちなみにこのお店は、ロバート・デ・ニーロ、ジャン・レノ主演の映画「Ronin」でも登場したそうです(ソース)。
サン=ギャラン教会
第5話後半に出てくるサン=ギャラン教会は実際にはノートルダム大聖堂です。若干デザインが変わっていますが、基本的には一緒のデザインです。
夜のノートルダム大聖堂を見上げるミレイユ。
ミレイユが立っているのは、ノートルダムの正面ですが、実際には、教会手前には木は生えていません。そして、手前の門もそこまで離れていません。
カタコンベから出てくるミレイユ。
カタコンベへの階段はおそらく、トイレに行く階段か、大聖堂裏の公園にある階段です。いずれにせよ、ノートルダム大聖堂にはカタコンベはありません。そもそも、こんな感じの雰囲気のカタコンベはパリにありません。おそらく、イタリアあたりのどこかの中世のカタコンベの画像を元にしているのでしょう。
大聖堂内部は割とそのまま使われています。
何かよく分からない円形上の光っているものは、
ゴシック建築でよく使われる、円形状のステンドグラスです。
第5話では、ずっと二人はギスギスしていましたが、最後の最後でミレイユが少しだけデレます。
この二人の距離がちょっとづつ縮んで行くところがNOIRらしくて好きです。
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