2018年7月1日日曜日

リズと青い鳥見ました!すべてが尊すぎる!(イラストあり)


京都アニメーション制作「響け!ユーフォニアム」のスピンオフ作品「リズと青い鳥」をフランスから日本に帰って見てきました!アニメ第2期序盤で描かれた希美とみぞれのその後のお話です。

リズと青い鳥はフランスのアヌシーで開催された、国際アニメーション映画祭(アヌシー滞在の記事も今度書きます)で上映されたのですが、残念ながら、チケットがとれませんでした...。当日、アヌシーに赴き、列にも並びましたが、目の前でシャットアウト...。立ち見でもいいので見せてください!と交渉しましたが、セキュリティの関係上無理だと言われ断念...。ユーフォニアムを全話復習して来たのに!アヌシー国際アニメーション映画祭がまさかこんなに熾烈な戦いの場だとは...。初参戦でぼろ負けしました...。

映画館を後にして、宿に戻って、気づいた時には日本行きの飛行機のチケットを購入していました。仕事のプロジェクトが佳境に入っている忙しい時期だったので、仕事に影響してはいけないと思い、週末だけ日本に帰りました。実質、日本には土曜日の夜しか滞在できず、映画自体も東京都内ではもうほとんど上映されていなかったため、わざわざ埼玉まで行きました。さらに、出国前、フランス側では、大規模なストライキで電車もバスも動いていないという追い詰められた状況。そして、駅に向かう際に自転車が壊れるなど、いくつもの数えきれない災難に襲われましたが、何とかリズと青い鳥見れました!本当に、本当に大変で長い戦いでした...。映画一本見るのにここまで苦労するのは、多分、人生でこれが最初で最後だろうと思います。でも、この映画はそんな苦労をしてでも劇場で見る価値がある映画だったと思います。映像や音楽が素晴らしく、登場人物やその他いろんなものすべてが、みぞれと希美の関係を描くために存在していた気がします。

OP
OPのみぞれが足音で希美を判別しているシーンたまらなく好きです。そして、みぞれと希美が歩くとき、いつもみぞれが希美から少し距離を開けて後ろをついて歩く、この二人の距離感好きです。希美のポニーテールが揺れている描写も小動物っぽい感じでなんかいいです。
音楽室に二人きりのシーンで希美の肩に頭を持たれかけようとして失敗するみぞれを見て、頑張れー!って応援したくなりました。
そして、このシーンの二人の会話ですが、そのかみ合わなさが、ほかの百合ップルたちと違って歪です。なんで、この二人は一緒にいるんだろう?歯車があっていない二人というのが、このシーンからも分かります。同時に、みぞれの片思いに近い雰囲気が伝わってきて、切ないです。みぞれはアイドルに恋する少女で、アイドルは希美という構図です。まどマギの眼鏡ほむらちゃんとまどかの関係に似ていますね。でも、希美の言動に一喜一憂して振り回されるみぞれはかわいいですね。

大好きのハグ
希美に大好きのハグしてみようかっと言われたとき、みぞれが完全に思考停止状態になっているシーンがたまらなく好きです。きっと大好きのハグはみぞれにとっては刺激が強すぎるので、本当にされたら気絶しちゃいそうですね。キマシ、キマシ....。これもイラストに描きたい

青い鳥の羽
この作品の象徴的な青い鳥の羽。
みぞれが希美からもらった青い鳥の羽を籠にいれて保管しているのを見て、愛が重いなと思いました。みぞれヤンデレ要素ありすぎる。

みぞれの反撃
新キャラの剣崎梨々花(デカリボン先輩とちょっと似ている)がのぞみぞに割り込んできている感じも百合好きとしてはたまらないですね。みぞれを巡る希美VS梨々花の同人誌を読みたいです。
みぞれが希美にプールに行こうと誘われたとき、あえて、他の子も誘っていい?と聞くシーンのみぞれがいじらしいです。希美は人気者で、他の友達とよくつるんでいて、それがみぞれにとって、自分も友達の一人にすぎないんじゃないかと、不安の種になっています。そんなみぞれの気持ちも考えず、それでも希美はみぞれが無条件で自分についてきてくれると信じ切っています。そんな、希美ですがみぞれの思いがけない言葉に動揺します。普段自分が感じていることを希美に知ってもらうために、みぞれが反撃している貴重な場面です。みぞれ、頑張った!みぞれの思いがけない反撃に、希美が不安な表情を浮かべているのが百合的にグッドです。希美のみぞれに対しては独占欲が強い一面が見れて、ちょっと、「おおっ」って思いました。実際、図書館のシーンを見ると、希美は必ずみぞれのそばにいるようなので(どこかから監視してる?)、意外と希美もヤンデレ要素があるのかもしれません。

リズと青い鳥
最初、孤独な少女の下に現れた青い鳥の少女が希美で、孤独な少女リズがみぞれでしたが、二人の関係が途中から逆転しているシナリオ構成が見事でした。音楽の才能があるみぞれが青い鳥で、そのみぞれの未来を願う希美。絵本「リズと青い鳥」の内容の理解を通して、二人がお互いの気持ちを徐々に理解していく描写が素晴らしいです。絵本のラストに対して「またいつでも戻ってくればいいのに」、「自分なら青い鳥を閉じ込めておくのに」と言って、青い鳥を解き放ったリズの心境を理解できないでいた希美とみぞれでした。青い鳥自身もリズのことが好きで、一緒にいるのだから、ますますリズの心境が分からなくなります。でも、青い鳥の少女がリズのことをあまりに好きすぎて、その気持ちが青い鳥の少女を本来いるべき場所から遠ざけていることに気づくみぞれと希美。同時に、絵本と同じシチュエーションに、自分たちが置かれていることに気づいてしまう二人。
最後の二人の本気のセッションでは、飛び立つ決心をしたみぞれと、同時にその本気の思いに対して、みぞれに真正面から向き合い、泣きながら彼女の決心を受け入れ、みぞれとは異なる道に進むことを決める希美を見て切ない気持ちになりました。セッションの後、理科室で、みぞれが大好きのハグで希美に告白するシーンでは、出会ったときのことはよく覚えていないという希美ですが、その後で、昔の回想をしていることから、本当はしっかりと覚えていて、みぞれが飛び立てるように、あえて着け放して言ったことが分かります。みぞれが希美を好きというのに対して、希美はみぞれのオーボエが好きと言い、これによって、希美はみぞれに音楽の世界で羽ばたいてほしいという思いを伝えます。みぞれを突き放してでも、彼女の未来を願う希美の心境を思うと胸が痛いです。まさに愛ゆえにですね....。

ラストシーン
最後のシーン、OPと同じように希美の後を歩くみぞれ。日常に戻って緩み切った笑顔を見せるみぞれが最高でした。そして、そこに希美が不意打ちで振り返るところで、映画が終わるという...。
安っぽくて、あまり多用したくない表現ですが、"尊い!”と思いました!

映画の最初「disjoint」の表記がここで「joint」に変わる演出も好きです。二人が本気でお互いに向き合って初めて、二人は真の友達になったんだと思います。


その他
<なかよし川>
デカリボン先輩となつきちのなかよし川カップルが健在なのがうれしかったです。ちゃっかり、夏紀と同じ大学に進学することを決めているデカリボン先輩が、ツンデレかわいいです。二人とも、末永く爆発しなさい。

<くみれい>
なかなか噛み合わない、のぞみぞを見かねて、くみれいがセッションという形で、二人にお手本を見せているのが最高でした。そう、百合ップルとしてのお手本を...。同人誌描きたい....。
何となくですが、リズ青では久美子のキャラデザがさらにモブキャラ化していているような気がしました。本編では主人公だったのに!なんていうか、モブキャラの美少女感。ユーフォニアムは、モブキャラに、かわいい子多いんですよね。

<男子生徒がいない>
この学校、共学なはずなのに、男子生徒がいなくなっているのが面白かったです。練習風景の背景に描かれていることは時々ありますが、セリフは基本的になし。共学の学校が百合の舞台にふさわしい女子校に変えられていて、作品の雰囲気を重視するために徹底されているなと思いました。

<作画>
京都アニメーションの作画がきれいすぎます!細かい足や手、髪の動き、楽器を演奏するときの息遣いなど人物の動きがすごく自然に描写されていて、やっぱり京アニの技術力はすごいです。楽器も手書きで描いているし...。あれを自分がやれって言われたらと思うと、吐きそうになります...。全体の色合いも透明感があって、まさに少女漫画の世界って感じでした。リズと青い鳥の童話の世界も絵の具で描いたようなタッチで、絵本がアニメーションしている感じでよかったです。今回のリズと青い鳥は、技術面と演出、シナリオ、音楽のすべての点において、京都アニメーションの最高傑作だと思います。


最後に

卒業後、二人は異なる進路を選ぶわけですが、ひだまりスケッチのように、大学が近くて住む家は一緒みたいな未来があればいいなと思いました。これが希美の言うハッピーエンドに近いのではないでしょうか?やっぱり、みぞれには希美がいないと生きていけないような気がするんですよね。
そんな思いで、この一枚を描きました。(最近、お仕事でしか絵を描いていませんでしたが(描いたイラストは著作権の関係上公開しません)、久しぶりに自由に絵を描きたいと思いました。)

二人は新居でお引越し作業中です。何となく、希美の方が力持ちそうだと思ったので(運動得意そう)、大きくて重い方の荷物は希美が持っています。小さい荷物でも、みぞれには重いので、少し前のめりになっているのが伝わると嬉しいです。ちなみに、動きやすい格好をしてきた希美に対して、引っ越し向きじゃない格好のみぞれという対比を描いてみました(みぞれはこういうの要領悪そうだと思ったので)。

背景の家は、ひだまり荘みたいな日本風のアパートにしようかと思いましたが、何となくリズの住んでいる洋風の家にしてみました。この間、お仕事でフランスのアンジェのお城で合宿をした際に見た近くの家をモデルにしました。フランスの田舎は、本当にリズと青い鳥の童話の世界のようです。いろんなところから百合オーラを感じました。

正直、リズと青い鳥、もう一回見たいです...できれば劇場で...。でも、さすがにそれは贅沢ですね。一回だけでも、日本の劇場で見れて幸せです...。本当に険しい道のりでしたが、本当に見れて良かった。見ていなかったら、きっと後悔していました。リズ青はここ数年で見た映画の中でも、最高の作品でした!ブルーレイが出たら速攻で買います。きっと自分はそのころにはアリゾナにいるので、アリゾナから取り寄せます!そして、家のプロジェクターで一人上映会をします!

戦利品
劇場で、アクリルスタンドが売られていたので買っちゃいました。2年生メンバーだけですけど。あと、来場特典でポストカードをもらいました。

イオンシネマ熊谷

東京近辺で唯一、自分が滞在する時間にリズ青を見ることができた埼玉県熊谷市にある映画館です。イオン内に映画館があります。埼玉に初上陸でしたが、意外と田舎なんですね(失礼を承知で)。東京に近いからもっと都会を想像していました。イオン内も店舗が撤退していて、正直、すごくさびれた感じでしたが、自分にとってはこの場所はフランスから飛行機に乗ってくるだけの価値がある場所だったんです。こんな気持ちでイオンに来る人がいるなんて、誰にも想像できないと思いますが....。本当にありがたかったです。映画のweb予約は映画公開の数日前からしかできず、それまで、映画の上映スケジュールが未定のことが多いです。最初、神奈川に行こうと思っていたのですが、出発直前に、自分が映画を見ることができる時間帯に映画が上映されないことが発表され、超焦りました。本当に必死で探して、熊谷の映画館を見つけたときは、本当にうれしかったです。イオンシネマ熊谷さん、奇跡を起こしてくれてありがとうございます!
できれば、9月にどこかの映画館で上映されていればいいなと思います。アリゾナに行く前に、日本に一時帰国するので、もし上映されていたら、沖縄でもどこでも行きます!

2018年6月9日土曜日

夏コミC94通ってしまいました

夏コミ通ってしまったそうです。
金曜日 東地区 "ニ" ブロック 07b
です。

Fate関連本を出す予定です。
数か月後にはアメリカアリゾナ州に引っ越すので、果たして、本を作る時間があるだろうか....?


2018年5月19日土曜日

グルノーブルの漫画・アニメイベント「Hero Festival」


もう一週間以上立ってしまいましたが、グルノーブルで開催された、漫画。アニメイベント「Hero festival」に行ってきました。

フランスの漫画・アニメイベントといえば、ジャパンエキスポが有名ですが、その他にも、リヨンやマルセイユで開催される、ジャパンタッチなどのイベントがあります。
今回は、新たなイベントとして、Hero festivalというイベントがグルノーブルで開催されました。


町中のいたるところにポスターが貼られていたので、気になって行ってみました。
かなり小規模のイベントだろうと思って行ったのですが、イベントは大き目のエキシビションホールで開催され、意外としっかりしたイベントでした。上の写真は会場となったALPEXPOです。グルノーブルのショッピングセンター「グラン・プラス」横にこんなホールがあったなんて知りませんでした。

会場に着くまでの道中、トラムの中でも、アニメのキャラクターがプリントされた服を着た学生っぽい人たちを見かけました。自分の横にいた人は四月は君の嘘の宮園かをりのTシャツを着ていました。この雰囲気は日本と変わらないですね。

↑会場の雰囲気。コミケの企業ブースゾーンという感じです。コスプレイヤーもたくさん参加しています。

ゲームの体験コーナー。XBOXなどのゲームや、オンラインゲームのプレイスペースもありました。

レトロゲームの体験コーナーもあります。テレビもちゃんとブラウン管テレビで、レトロ感にマッチしています。でも、シンプルすぎて、あんまりプレイしている人はいません。

イベントでおなじみ、アニメのブルーレイとDVDが格安で売られています。
Boxで10€くらい。超安い。フランスに来た当初は、いろいろ買っていましたが、引っ越しが大変になるので、もう買いません。とはいっても、もう遅いですが...。この大量のDVD
やブルーレイをどうすればいいのやら...。ディスクの購入費よりも輸送費用の方が高いんですよね....

カウボーイビバップやレイアースなど、商品のラインナップが懐かしいですね。

フランスの出版社Glenatの漫画販売ブースもあります。
Glenatは日本でいうところの集英社みたいな感じで、グルノーブルに本社があります。かつて、ドラゴンボールやAKIRAをフランス国内で翻訳出版し、それがきっかけでフランスで日本の漫画が流行った経緯があるそうです。

家の近所の漫画アニメ専門店Momie Folieのブースもありました。

フランスのイベントでおなじみ、コスプレ用の刀なども売られています。これ、買ったあと、どうやって持って帰るんでしょうね。トラムとかだと、完全に不審者。

テーブルトークゲームのスペース。イベント会場の隅っこに配置されていて、近寄りがたい雰囲気です...。

子供向けにチャンバラ教室スペース。

スターウォーズスペース。

書道体験スペース。

コスプレでダンスなど、ステージイベントも、会場のいろんなところであります。

スチームパンクエリアが結構充実していました。何か買ってみたい気はするのですが、引っ越しのことを考えると、とにかくものを増やさないようにしないと。

 スチームパンクエリアに、生き物のホルマリン標本が置かれたブースがありました。スチームパンク海外では熱いですね。プリンセス・プリンシパルも海外で放送すれば、もっとヒットするのではないでしょうか。

このイベントで一番気になったのは、バックトゥザフューチャーのデロリアンのレプリカの展示です。このデロリアン、実際に乗ることができます。正直、乗りたかったですが、フランス語があまりしゃべれないため、断念しました...。でも、やっぱりデロリアンかっこいいですね。細部まで再現されています。

リヨンのジャパンタッチやパリのジャパンエキスポにも出店していますが、mabentoの食事スペースがありました。

前回、リヨンのジャパンタッチでも同じものを頼んだ気がしますが、今回もチキン南蛮丼を食べました。味は、日本人が監修しているため、日本のものと基本的には変わりません。



以前、ニュースで見たのですが、今、海外ではたい焼きがはやっているそうです。
そのきっかけ、なんとアニメKanonのあゆが食べていたたい焼きだそうです。どうやら、うわさは本当だったようですね。あゆが印刷された旗を掲げた、たい焼きの屋台が出展されていました、ちゃんと、たい焼きの説明も書かれています。踊れたいやきくんまで...。
海外のたい焼きは、従来のあんこが入っているものだけでなく、中に野菜やお肉が入ったものも売られています。


おわりに
グルノーブルのイベントは、リヨンのジャパンタッチよりも若干小規模でしたが、それなりの規模のイベントでした。ブログでは紹介していませんでしたが、フランス人漫画家のサイン会も行われていました。ただ、あまり列ができていなかったので、あんまり有名な作家じゃないのかもしれません。やっぱり、この辺はジャパンエキスポとは違いますね、ジャパンエキスポだと有名な日本人漫画家のサイン会やトークイベントが開かれます。

フランスの日本文化好きは、日本のニュースで見るのよりも、すごい気がします。本当に、日本の漫画やアニメが好きなのが伝わってきます。
先日、高畑勲監督が他界されましたが、報道があったその日、職場の会議で、上司が自分に話してきたのが、監督の話題でした。街中でも、有志が集い、高畑勲監督作品の上映会をやろうという呼びかけを怒っているポスターも見かけました。それくらい、フランス人は、日本の漫画・アニメ・ゲームを愛しているのだと思います。

これからも、もっと日本の漫画アニメ文化が広がっていくといいですね。

2018年5月6日日曜日

プリンセス・プリンシパル聖地巡礼~その他2~


プリプリ聖地巡礼後編です。なかなかブログを更新する時間が取れない...。
後半はアニメ7話~最終話までの巡礼スポットを紹介していきます。

ところどころネタバレがあるので、この記事は、プリンセス・プリンシパルのアニメ本編をご覧になってから読むことをお勧めします。


#7 case16 Loudly Laundry

7話は、王国の要人暗殺の犯人毒ガスジャックをとらえるというミッションのため、アンジェたちが洗濯工場に潜入するお話。潜入って、プリンセスはばれるだろって、まず突っ込みたくなりますよね。プリンセスは特に変装するでもなく、工場に潜入していますが、もしかしたら、貧しい少女たちには、自分の国の姫の顔なんて分からないのかもしれませんね。最終話付近で、傭兵たちも、「もしかして」くらいの感じでしたし、下級庶民にプリンセスの顔を拝める機会はないのかもしれません。この7話は、前回までの暗い話とは打って変わって、全体的に少し明るめのお話でした。さすがにヘビーなお話が連続すぎでしたからね。円盤の方では、6話と7話が入れ変えられているのも、そんな理由からかもしれませんね。明るい話と暗い話が交互にくるという、視聴者に、優しいシナリオ構成です。また、このお話では、陰ながらベアトが大活躍します。個人的に洗濯機械の修理の後、ベアトが洗濯物の上で寝ているカットがよかったと思います。お話的には、ちせ殿が一番輝いていたと思います。毒ガス犯の銃弾をアイロンで弾くという、アニメならではのアクションが好きでした。あと、さりげなく、犯人に後ろから襲い掛かろうとするプリンセスを危険から遠ざけるためアンジェがプリンセスを止めているカットも好きです。
この話に登場する洗濯工場の元ネタは分かりません。ロンドンの郊外とかにありそうな気はしますが。もしかしたら、産業革命時代の絵を参考にして描いているのかもしれません。



 7話の最後に登場する橋は、もちろんロンドンの象徴ともいえる、タワーブリッジです。

アニメでは、ちせ殿たちはタワーブリッジの屋根の上に立っていますが、現実のタワーブリッジも、屋根の上は無理ですが、建物内部に入ることができ、展望スペースからロンドンの街を見渡せるようになっています。ただし、営業時間が17時半までなので、アニメのように夜景が見れる時間には登ることができません。入場料は9.8ポンド(大人料金)です。

#8 case20 Ripper Dipper
第8話は、プリンセスとアンジェの過去が明かされる、物語的にはとても重要なお話です。二人の過去を語るきっかけとなるのは、幼いスリの少女。ちょうど、幼きころのアンジェとプリンセスくらいの年齢の少女です。少女の境遇を自分の過去と重ねるアンジェは、その少女に親近感を覚え、黒とかげ星の物語として、自分とプリンセスの過去を少女に語ります。こういう、幼いころのエピソードが語られる展開って、真下監督の百合ガンアクションシリーズと共通していて、個人的には大好きです。プリプリは、勝手に自分の中で百合ガンアクションシリーズの4作目に位置付けられています。
アンジェとスリの少女が出会った公園(上の画像)ですが、どこにあるのかわかりませんでした。公園の入り口付近に、こんな建物がある特徴的な場所なので、見つけられそうなものですが、ハイドパークやケンジントンガーデン付近にはこういう場所はなかったんですよね....。どこをモデルにしているんだろう。ちなみに、OP直後のシーンで、プリンセスがアンジェを言い負かしているシーンのプリンセスの勝ち誇った表情がとてもよかったです。ちょっと小悪魔的な感じのプリンセスと、プリンセスに絶対に勝てないアンジェの構図が、百合クラスターの創作心をくすぐります。プリプリの同人...(以下略)

2018/05/18 公園前の建物のモデルですが、おそらく、ヴィクトリア駅のような気がします。



アンジェ(シャーロット)が暮らしていたお城のデザインは、おそらく、ハンプトンコートパレスのはがきの写真を参考にしているのだと思います。ただ手前の門は、かなり似ていますが、城の内部はいろいろな建物を混ぜ合わせた創作になっています。
城の内部のデザインは、イギリス国内のお城を参考にしていそうですね。もしかすると、ロンドン塔なんかも使われているのかもしれません。個人的に、アンジェとシャーロットが出会った井戸、おそらくプリプリの中で最も重要な巡礼スポットである井戸を見つけたかったです。この井戸はどこかにありそうな気がします。

アンジェがスリの少女を見送るシーンで登場する駅は、おそらくロンドン市内にはありません。建物のデザインはパリの北駅を参考にしているのだと思います。北駅に時計塔を追加した感じです。
時計塔はロンドンのキングスクロス駅か隣のセントパンクラス駅、もしくはパリ・リヨン駅を参考にしていそうです。

セントパンクラス駅。パリ行きのユーロスターに乗れる国際駅。

パリ・リヨン駅。グルノーブルなど南フランス側に行く列車の発着駅。
自分は、この駅を一番よく使います。時計塔がロンドンっぽくて気に入っています。駅の構内も割とロンドンっぽいです。


キングスクロス駅は、もちろんハリーポッターで有名な9と4分の3番線プラットホームがあります。写真撮影のために、たくさんの親子連れが並んでいました。

ちなみに、ロンドンからのフランスへ帰国した日、パリではストライキのため電車が止まっていました。大混乱の北駅の中でいろいろトラブルに合い、大変でした...。まあ、買い物のためパリに一泊したいと思っていたので、ストライキがあってちょうどよかったのですが...。ストライキの際は無料で電車のチケットを交換してもらえるので。翌日のTGVのチケットと交換してもらいました。
日本の皆さんも、フランスへ旅行の際にはお気を付けください。特に現在、フランスは過去最大のストライキが決行され、3~4日に一回のペースで電車が止まっています。


8話の終盤で登場した、コンサートホールは、ロンドンロイヤルオペラハウスあたりが怪しいと思ったのですが、デザインは結構違いました。写真撮影はできないので、写真はWikipediaから。
今回の旅では、ロイヤルオペラのバックステージツアーに参加しました。
普段は見ることができない、オペラの裏側を見せてもらえます(とはっても、表側を見たことがないのですが...)。1時間弱のツアーですが、ガイドがオペラの舞台裏の様子を説明してくれます(英語)。ちなみに、このオペラ昔はコヴェントガーデンオペラという名前だったそうですが、これまでに2~3回火事で焼失しているそうです。照明設備も見せていただきました。現在は照明はコンピューターでプログラミングされているそうです。ちなみに昔、照明はガス灯が使われていたそうです。これが火事の要因?
あと、すごかったのは、ステージのシーンを入れ替える方法です。オペラでは、話の進行に合わせて、舞台のセットも変わります。次のシーンのセットは劇場脇に建造され、床が動いて床ごとセットが入れ替わるようになっているそうです。結構大掛かりな仕掛けですね。あまりオペラを見たことがないので分かりませんが、これって普通なのでしょうか?


#9 case11 Pell-mell Duel

第9話は学園メインなので、聖地巡礼~学園編を参照。ちせ殿が異国の学園生活の中で翻弄される様子が描かれます。序盤では、物語の複雑な設定や人物関係を、ちせ目線で復習できるようになっており、視聴者への配慮が感じられますね。
この話は、ちせ殿がメインなので、ちせ殿ファンにはうれしいお話ではないでしょうか?8話が少し重たいお話だったので、この話は学園生活メインの明るい内容でした。
ただ、聖地巡礼的には、そんなに行くようなスポットがありませんでした。


#10 case22 Comfort Comrade
9話が明るめのお話だったので、10話は、超ヘビーなお話です。スパイ養成学校時代の同級生である委員長が二重スパイであることを暴かなくてはならない任務、そして、物語の最後では、ドロシーの目の前で委員長が自殺してしまうという何とも後味の悪いお話です。しかも、クリスマスの夜、ドロシーへの告白の後、クリスマスプレゼントとして...。これは、トラウマになりますよね...。ドロシーがメインのお話は毎回ヘビーですね...。
切ない系の百合ですね...。誰か、誰か委員長に救いのある二次創作作品を!

街中にある時計塔はビッグベンだと思いますが、かなりアレンジされていますね。

最後の街中のシーンは割とロンドンではありふれている風景。

写真は、ベイカー街付近と、劇場版けいおん!のホテルがあるアールズコート近辺の通りです。

#11,12 case23,24 Humble Double, Fall of the Wall

11話と12話は、アンジェにプリンセスの暗殺命令が下るお話。最愛のプリンセスを殺すように命じられるアンジェの葛藤と、プリンセスとアンジェのすれ違いが見どころです。アンジェはプリンセスに一緒に逃げようと提案しますが、プリンンセスは幼き日の誓いを守るためアンジェの提案を拒絶し、二人は離れ離れに。普段はクールにふるまっていますが、実は泣き虫で弱虫なアンジェと、芯の強いプリンセスが対比的に描かれています。初めて二人が本気で喧嘩をしちゃうという百合作品の定番です。最終話のシナリオとしてとてもよかったと思います。王国内や王国ー共和国間のいざこざの中でも、徹底してアンプリメインのストーリーになっていて、最後に二人が仲直りするところで本編終了、からのエピローグという流れ...。最高でした。それまで、シリアスなお話が続いて、最後に日常系的なエピローグが食後のデザートのように入るという、視聴者思いのよくできた構成だと思います。

アンジェがセブンと会っていた駅は、おそらくキングスクロス駅横のセント・パンクラス駅です。写真は、ゲストハウスのある時計党内アパートから撮ったものです。パリ・リヨン駅のHall1やキングスクロス駅構内も雰囲気が似ていますが、屋根の形状から、セント・パンクラス駅だと思います。

駅の時計は、おそらく、ウォーター・ルー駅の時計ではないかと思います。

アンジェとプリンセスが訪れた、ショッピングモールは、ロイヤルオペラハウスのフローラルホールの写真を参考にしたのだと思います(写真はWikipediaから)。フローラルという名の通り、もともとここはお花の市場があったところです。そこをオペラハウスのレストランにしたそうです。現在のホールは奥は鏡張りになっていて、その裏側がオペラのバックステージになっていますが、昔は、アニメのイラストのように、鏡の向こうまで、このホールが続いていたそうです。

しかし、他にもこれと似た建物があります。かつてロンドン万博の会場として使われたクリスタルパレスです(絵はWikipediaから)。もしかしたら、こちらの絵を参考にしているのかもしれません。

ショッピングモールの多くのシーンは、おそらく、ハリーポッターにも出てきたレドンホールマーケットです。

雰囲気は似ていますが、もしかすると他のアーケードも足し合わせているのかもしません。創作の部分も多いので、断定するのは難しいですね。

アンジェとプリンセスが手をつないで走っていたのは、おそらくセントパンクラス駅の2階です。エスカレーターは写真の奥の方にあります。これの背景も、創作の部分が多いので、現実のものとはかなり異なります。

ゼルダが立っていたのは2回のバーの付近だと思います。

プリプリ最終ステージとなる、式典会場は、ウェストミンスター寺院です。ただ、実際のデザインとは異なり、正面にゴシック建築でお馴染みの丸窓がついています。もしかしたら、他のノートルダム大聖堂などのデザインも使われているのかもしれません。

式典会場裏側はウェストミンスター寺院の裏側っぽいです。

礼拝堂のデザインは、寺院内のデザインを使っているのだと思いますが、内部は今回時間がなくて入れませんでした。しかし、礼拝堂のデザインは、他の教会や聖堂のデザインもかなり似通っているため、そのうちのどれを参考にしているのかはわかりません。上の写真は、ソールズベリー大聖堂内の写真です。他にも、オックスフォードのクライストチャーチ内の礼拝堂も行きましたが、だいたいこんな感じのデザインです。

クライストチャーチ内の礼拝堂。

こちらが、ウェストミンスター寺院内。写真は、Googleストリートビューから。次回、ロンドンに行くことがあれば、訪れてみたいですね。

おわりに
プリプリのアニメ本編の聖地巡礼スポット、自分が訪れた場所はこんな感じです。ロンドン市内は地下鉄で移動するのに思いの他時間がかかり、結構回るのに苦労しました。あと、観光スポットの多くがロンドンから1時間以上離れたところにあるため、グロスター大聖堂など、多くの場所に行くことができませんでした。次回、行くことがあれば、ぜひ行ってみたいですね。今回、劇場版けいおん!の聖地巡礼も同時に決行したので、それをやらなければ、5日くらいの滞在で、回れると思います。

2019年から、続編劇場版6作品が公開されるため、こちらの巡礼もしてみたいです。2019年、自分はアメリカにいるので、まず映画を見ることができるのかどうかも怪しいですが、日本でのみ公開となったら、その都度日本に帰って見るしかないですね....。貯金足りるかな...。でも、これはアンプリのために必要な投資なので、絶対に逝きます!スチームパンクは海外では結構人気なので、プリプリももっと海外に広まればいいですね。