2011年12月28日水曜日

冬コミ へうげもの評論本裏表紙担当

Mirekiri_2

半年に一回の更新になってしまいました。


今年の冬コミも「サークルMP」さんが出している評論本「MP」の裏表紙を担当させて頂きました。

日程・場所は、
12月31日(土) 東地区“P”ブロック-29b 「MP」です。
自分自身はコミケには参加しませんが、興味のある方は、ぜひ一冊。

今回はへうげもの特集だそうです。
今思えば、今年は真下監督のアニメを一年間、しかもリアルタイムで!見ることができた珍しい年です。
視聴前は「へうげもの」は自分には合わないかなと思っていたのですが、メチャクチャ面白かったです(まだ終わっていませんが)。
来年頭で最終回を迎えるのが残念です。




2011年8月12日金曜日

コミケ、まどマギ評論本裏表紙

Homumadoblog


久しぶりに更新しました。

今年も「サークルMP」さんが出している評論本の裏表紙を担当させて頂きました。今回は真下監督「MP」の他にも、まどマギの評論本も出しているそうで、自分はこちらの方で新規描き下ろしイラストを寄稿させて頂きました。


日程・場所は、
��月14日(日)東O36b「MP」
だそうです。

作品に対しての濃密な分析が楽しめると思いますので、興味のある方はぜひ、お求めになってはいかがでしょうか?






余談ですが、へうげものはめちゃくちゃ面白いですね。
特に明智光秀が熱すぎる。久しぶりに熱いオヤジキャラに出会った気がします。
アニメ版「へうげもの」は真下監督らしい独特の間と音楽の効果による緊張感を楽しめます。
しかし、もう美少女百合ガンアクションみたいな作品は出ないのでしょうかね?ビィートレインは、これからはNHKで放送するアニメ製作会社としてやっていくのでしょうか?もう一度、真下監督のオリジナル作品が見たいです。
あと、今期は意外とハマっているのが、「猫神やおよろず」です。いかにも東方っぽいキャラが出てくる作品ですが(実際原作者はもともと東方の同人誌を描いていたらしい)、ほのぼのとした日常と、どこか2000年前後の舛成孝二作品を彷彿させるような(あんまり知っている人はいないかも知れませんが、「臣士魔法劇場 リスキー☆セフティ」などの作品)雰囲気が気に入りました。ちょっと懐かしい・・・。
アニメ版「ゆるゆり」ですが、無難に面白いといったところでしょうか。やはり、この作品の見どころは生徒会メンバーの百合展開ですかね。気のせいかアニメ版の方では櫻子のちょっとしぐさの描き方に気合が入っている気がします。
個人的にはうれしいです。
しかし、やはり今期の一番は前期に引き続き「ジュエルペット・サンシャイン」です。
もはや、子供向けアニメではない。誰もが予測できない展開で、視聴者を楽しませてくれます。
キャラクターの個性もしっかりしていて、ジュエルペット、人間キャラの共に好きになれます。
個人的にはジュエルペットはルビーとペリドットが気に入っています。ペリドットはシスプリの四葉的キャラですか。
人間キャラはやはり腹黒主人公の花音様と意外とブラックな日向でしょうか。あと、花音様の取り巻きキャラもいい味を出している気がします(最近レアな清水愛ボイスが聴ける)。
とにかく、ジュエルペット・サンシャインはお薦めです。
休日の朝の子供向けアニメ作品枠で放送されていますが、全く子供向けではありませんw

2011年5月3日火曜日

アニメが熱くなってきた!のかも?

「最近、オリジナルアニメが見直されている」ということで、今年度に入ってからネット上でのアニメ談義が活発化しているような気がします(もちろん、その中でまどマギが与えた影響は大きいと思います)。普段掲示板とか積極的に見ない自分が、珍しく2chのまとめサイトなんかを徘徊しています。

ようやく、アニオタの時代が復活しそうですね。
この時を待っていたんですよ!

まどマギの最終回予想とか、本気で考えてしまう。
こんなに考えたのはNOIRやMADLAX以来です。
あと、リアルタイムでそのアニメを観た人間と感想を言い合ったりできる(ネットだけでなくリアルでも)のも久しぶりです。この5~6年くらいの間で今が一番アニメを楽しんでいる気がします。




��この5~6年を振り返って・・・>
2006年くらいから(実際にはその前から徐々に下がって来てはいましたが)アニメの質が急激に落ちた気がするのです。特に2006年はアニメの本数が半端無く、さらに訳の分からないエロゲ原作アニメが大量生産された年でもありました。そんな中、ハルヒの売上が伸びている。
この年は作画も最悪でした。脚本も最悪…。「アニメが軽んじられている!」幼い頃からアニメファンだった自分には一番悲しい年でした。
さすがにヤバイと業界内でも話題になったのか、それ以降はアニメの本数は減る流れにシフトし、その後、徐々に作画のクオリティが上がって行きました。
ただし、クオリティが上がったのは作画だけで、脚本が残念な作品が多かったように思います。
具体的に言うと、世界観設定だけのアニメが多い。脚本は中心となるテーマが分からず、おまけに世界観設定にこって、伏線をたくさん用意したのに、それらが脚本とマッチせず、全く活かされずに終わるようなケースが多いように感じました(例を挙げると、「ソ・ラ・ノ・ヲ・ト」や「Star Driver」、「Angel Beats」、「クリスタルブレイズ(特にひどい)」です。あくまでも主観的な意見ですが)。
やはり、今のアニメに一番足りないのは脚本家だと思います。
脚本家が少なすぎる…。
また、大部分が1クールしかないというのも、原因の一つかもしれません。
山場に持って行くまでの話数が足りず、山場を作りきれなかったり、山場を迎えたはいいが、中途半端で終わってしまう、または、山場の数が少なすぎるなど。
正直、「おしい!」と思う作品はたくさんあるのですよ。
別にアニメ専門の脚本家じゃなくてもいいと思うのですよ。
虚淵さんみたくエロゲー脚本家でも。もっと、意外性のあるところから脚本家を引っ張ってきてもいいかもしれません。個人的には、中心テーマを軸にして、一人一人の人間ドラマをじっくり描いてくれるような脚本家が好きです。そして、そこに世界観設定を加えることで、作品自体の新規性を持たせれば良いのではないかと。
実際、人間ドラマや中心のテーマに多様性を持たせるのは難しい気がしますし、変えられるとしたら、世界観設定かなと。最近は、後者のほうに重点が置かれすぎている気がするのです。
あと、ついでにいうと美少女・美少年うんぬんというのは個人的には問題にしていません。
アニメはヴィジュアルを楽しむという要素も兼ね備えているからです。映画で、美形俳優や美人女優を使うのと同じように考えています。本当に、純粋にドラマだけならば、小説でいいのです。アニメは、さらにヴィジュアル、音楽、演出等々を総合的に楽しめるメディアなのです(アニメというメディアを本質的にどう捉えるかは人それぞれだと思いますが)。
そんな訳で、最近アニメにはまった!っていう人のために個人的に好きなアニメ作品をいくつかリストアップしました。これがやりたかかっただけです。基本的にメジャー作品は避けています。
��ゼロ年代>(原作の要素が大きいものは極力省略、100話とかの長期アニメも基本的に省略)
・NOIR(序盤の展開が怠いと感じるかも知れないが、主人公達の苦しみ悩む様子や、二人のギクシャクした関係が、少しづつ近づいていくところに注目!梶浦さんのBGM、真下監督の神演出も必見!)
・ガングレイブ(とにかく主人公が健気すぎる!熱すぎる!そんなに苦しんでいるのに、まだ戦うのかブランドン!)
・コードギアス
・魔法少女まどか☆マギカ
・.hack//SIGN
・ローゼンメイデン
・MADLAX
・アルジェントソーマ
・ストラトス・フォー
・エルゴプラクシー
・灰羽連盟
・無限のリヴァイアス
・スピードグラファー
・おねがいティーチャー
・シスタープリンセス1期
・魔法使いに大切なこと
・ノエイン
・まなびストレート
・フタコイオルタナティブ
・Kurau ファントムメモリー
・R.O.D
・ヴァンドレッド
【ギャグ路線など】
・ギャラクシーエンジェル
・あにゃまる探偵キルミンずぅ
・ジュエルペットてぃんくる
・迷い猫オーバーラン!
【ちょっとエッチなアニメ】
・ハンド・メイド・メイ
・あいまいみいストロベリーエッグ
・円盤皇女ワルキューれ(漫画と内容は違う)
・HAPPY☆LESSON
・ダイバージェンスEVE(内容理解に必須の設定資料が熱い!)
【18禁じゃないエロアニメ】
・ナジカ電撃作戦
・AIKa R-16、ZERO
・クイーンズブレイド
��90年代>(エヴァは敢えて入れない)
・カウボーイビバップ
・Serial Experiments Lain
・少女革命ウテナ
・VS騎士ラムネ&40炎
・天地無用シリーズ
・機動戦艦ナデシコ
・モンタナ・ジョーンズ
・飛べ!イサミ
・YAT安心!宇宙旅行
・不思議の海のナディア
・トライガン
・銀河英雄伝説(原作の内容、100話超えの作品だが、お薦め。3期が熱い!)
・カードキャプターさくら
・アニメーション制作進行くろみちゃん
・はれときどきぶた(アニメ版&80年代劇場アニメ版もぜひ!)
・MAICO2010
・臣士魔法劇場リスキー☆セフティ
・ウルトラマンキッズ
・トランスフォーマー・ビーストウォーズ
・天てれ内アニメ
あと、個人的にガンガン系コミックのアニメ化作品もお薦めです。

2011年4月22日金曜日

魔法少女まどか☆マギカ 最終話 最高のクオリティの百合アニメだった!

魔法少女まどか☆マギカ最終回感想です。

Homumadoothers

ネタバレ注意






ついに魔法少女まどか☆マギカが終わってしまいましたよ。
読売新聞にまで最終回の告知が掲載されたのは驚きでした。深夜アニメでここまで話題になったのはないのではないでしょうか。
二話連続放送だったためか、まだ、受け止めきれていない部分がありますが、最高のクオリティを誇る百合アニメでした!!
ラストはやはりSerial Experiments Lainエンドになってしまいましたか・・・。無理やり無難なラストに落ち着けた感じがしてならないのが少し残念ですが、全体を通してほむほむとまどかの友情物語として結末を迎えることができました。完全にハッピーエンドとは行かないまでも、最後まで希望を残した終わり方でした。
11話「最後に残った道しるべ」
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11話に関してはもはや、TVアニメの領域を超えています。作画、演出ともに半端ない。さすが、製作に1ヶ月半かけただけのことはあります。ほむほむとヴァルプルギスの夜との戦闘シーンはたくさんの火器が次から次へと出てきて、もはや、アンリミテッド・ブレードワークス!迫力のあるシーンでした。梶浦さんのBGMもかっこ良かった。
Homumado
11話は個人的に、まどかがほむほむの家に来たシーンが好きでした。ほむほむが押し込めていたその思いを、まどかの前で溢れ出させてしまうシーンです。
必死で思いを伝えようとするほむほむにグッと来ました。
ヴァルプルギスの夜登場シーンは避難所のシーンもあってか、震災を連想してしまうのかもしれません。
タイムリーすぎた・・・。このあたりのシーンのせいで延期になったのでしょうか?でももしかしたら、理由はそれだけではないのかもしれないと自分は思っているのです。
実は、幻の最終回みたいなのがあったのでは?一応、製作前の段階でシナリオは出来ていたようですが、震災の影響で変更されているのかも?まあ、真偽の程を確かめることはできませんが。
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11話のラスト、ほむほむ大ピンチ!絶望しあきらめかけたその時、そこに現れたのはまどかだった。やはり、この結末しか無いのか。
 
12話「わたしの、最高の友達」
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すべての魔法少女に希望と安らぎを。
ということで、クレオパトラや歴史上の人物やその他の魔法少女たちがたくさん出てきました。
そして、まどかによる世界の改変が行われる、という半ば反則的な終わりかたですが、虚淵氏にしては珍しくハッピーエンドなラストだったと思います。
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みんながまどかのことを忘れてもほむほむだけは覚えている。王道的路線ですがありだと思います。
でも、ほむほむ、そのリボンのつけ方はどうなんだ?もう片方のリボンはどうしたんでしょうか?
��本使ってツインテールっぽくすると、元の三つ編みだったころのほむほむに戻ってしまったような印象を与えるから1本にしたのでしょうかね?
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魔女がいなくなた世界では魔獣という敵と戦う魔法少女たち。ほむほむの武器が弓矢になっている!
まどかとの出会いと別れがほむほむをさらに強くした!
そして、エンディングでOPが流れる!ただ、尺の関係かOPがフルではなくテレビサイズ版で流れていました。歌の歌詞的にフルverでくるかと思ったのですが。少し、そこが残念です。
残り2話で結末を迎えなければならなかったのが残念です。せめてあと、2~3話あれば!たくさんの省略を描けただろうに。
Homumado15
そして、最後に意味深なシーンが。ほむほむから黒い羽根が!?もしかして、死亡フラグか!?
魔法少女が絶望したとき、まどかが現れるということは、ほむほむとまどかが会えるのは、ほむほむが死ぬとき。
それも、ほむほむにとってはグッドエンドなのか。
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最終回のエンディングイラストは蒼樹うめ!杏子も制服着てる!
良いアニメでした!スタッフの皆さんありがとうございます!
監督の新房監督!ソウルテイカーのときからファンでした!いつかやってくれると信じてました!
ぜひ、スピンオフOVAで5人が普通に学園生活を過ごす話も見てみたいです(もちろん、ほむほむとまどかが仲良しという設定で)

2011年3月14日月曜日

魔法少女まどか☆マギカ 第10話感想

Homumadokai_2

久しぶりにアニメのレビューを書いてみました。

魔法少女まどか☆マギカ第10話の熱い展開に感動しました。
この第10話を見た後で自分の中でのこの作品の株が一気に急上しました。

ほむほむがタイムスリップできるキャラだというのは最初からなんとなく分かっていたのですが、
昔のほむほむがこんな弱々しかったとは。

そんなほむほむを変えたのはまどかへの愛だったわけです。
最近、百合アニメが少ないですが、この魔法少女まどか☆マギカはいい百合アニメです。
ほむほむが健気すぎる・・・。

まどかに気持ちが伝わらなくても、まどかのために孤独に戦い続けるほむほむ…。
応援してあげたくなります。

百合作品のヒロインに大切なのは健気さだと思うのですよ。
NOIRの霧香も健気なところが気に入っているのです。

そして、心憎いのがOPの歌詞が実は作品の内容とリンクしていたことです。
前からこのOPは気に入っていたのですが、この10話を見た後だと、何かグッとくるものが…。
ほむほむの心情が歌われていたのですね。
そうか、このアニメはほむほむが真の主人公だったんだ…。

実際、まどかは「ひどいよ、QB」とかそんなセリフしか言っていないし、さらに10話では暴走したマミさんを
躊躇なく殺しちゃうし。あまりにキツすぎるツッコミに思わず笑ってしまいましたよ。このアニメはギャグもあるんですね。

あと、4週目の世界が終わって、5週目に入った、つまり第1話につながったところで、ほむほむの表情が第1話のときと違う演出が良かったです。ただ単純に1話目の絵を使い回すのではなく、10話ではほむほむ視点に変えらえて描かれているというのが泣ける…。その後、まどかに名前を呼ばれて、一歩後ずさるけど、すぐに元の強気の表情に戻る描写も好きです。普段、まどかのことをフルネームで呼んでいるのも、彼女を守るために非情にならねばならないということですか。最終回でほむほむが再びまどかを「まどか」と呼べるようになれればいいですね。

そして、ここでOPが流れるわけですが、これがまた、最高に盛り上がるんですよ!OPのイラストも五人になっているし。本当に今回は神回です。

はたして、ほむほむは幸せなエンディングに辿りつけるのでしょうか?
なんだか、1週目の世界がまどかたちにとっては一番幸せだったような気がします。
ほむほむがもがけばもがくほど辛い世界になっていく。

がんばれ、ほむほむ。