2015年11月29日日曜日

フランスの日本イベント"Japan Touch"に行ってきました

11月28日~29日の2日間リヨンで開催されるJapan Touchに行ってきました。



パリで開催されるJapan Expoは日本でも有名ですが、実はこれに先駆けて開催された大型の日本イベントがあります。それが、あまり知られていませんがJapan Touchです。実際に、自分もリヨンでイベントがあることは知っていましたが、イベントの名前は知りませんでした。フランス人の友人にこのイベントの名前を言われたときも、説明されるまで何のことか全然分かりませんでした。






Japan Touchでは日本のアニメや漫画はもちろん、日本のいろんな文化に触れることができるイベントです。フランス人が日本に対してどのようなイメージを持っているのか興味があって、行ってきました。本当は、友人家族と一緒に行く予定でしたが、テロの危険が高いため、友人はキャンセルしました。実際、こちらはまだ厳戒態勢が敷かれていて、手荷物検査がどこでも実施されるし、トルコ系の移民が大型ショッピングセンターに入ろうとすると、警備員に追い返されたりといったことをちょくちょく目にします。





Japan Touch会場


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会場はリヨンブロン空港そばのEurexpo Lyonで開催されます。リヨン・パールデュー駅からトラムT3線とバスを経由して30分位の距離です。道中、明らかにそれっぽい人たちがたくさん歩いているので迷う心配はありません。これも日本と同じですね。





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会場はコミケと似たような雰囲気です。





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サイズは小さいですが日本の庭園があり、鯉も泳いでいます。







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盆栽教室もあります。フランス人が結構豪快に木を切り落としています。





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指圧マッサージもあります。自分も最近肩こりがひどくなってきていたので、正直やりたかったですが、フランス人の体験の機会を奪うのも気が引けたので、やめました。





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謎の相撲体験コーナー。







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弓道や、





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居合の演舞も行われていました。







サブカル部門





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囲碁・麻雀の体験コーナーもあります。咲はフランスでも人気のようです。



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ゲーセンコーナーはすごく人気です。




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懐かしのRCカーのサーキット。プロっぽい人がドリフトを披露していました。
ドリフトって日本の文化なんですか?イニDは日本らしさが爆発な作品ということですか。





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アニメ。漫画ブースは一番人気です。漫画やアニメのDVD、フィギュアやグッズ、コスプレグッズ、個人製作のグッズなど様々なものが売られていました。





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 ちなみに自分が買ったDVDががこちら、エルゴプラクシーのDVDボックスがたったの10€、カウボーイビバップも10€、幻想魔伝最遊記4クール分が30€で買えます。イベント価格なのか、めちゃくちゃ安かったです。ATMでお金を降ろすのを忘れていなければ、もっと買っていたと思います(降ろさなくてよかった...)。でも、Serial experiments lainのDVDボックスは買っとけばよかった...。フランスでは基本的にクレジットカード払いですが、こういうイベントはやはり現金払い。これに慣れていない人が多いのか、会場に設置されていたATMには長蛇の列が(たぶん1時間は並ぶ)。
 エルゴプラクシーはフランス語版の声が割りと全体的に合っていました。最遊記とビバップは全然合っていません。最遊記はあんまりイケボじゃないのと、凄みが足りない。悟空は比較的マシでしたが。でも、フランス語版のOPは日本語版のOPと遜色ないくらいです。

あと、初めて知ったんですが、エルゴプラクシーの主人公ってヴィンセントじゃなくて、リルだったんですね(Wikipediaより)。





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また、今年ガイナックス30週年記念ということなので、これまでのガイナックス作品の歴史を振り返る展示コーナーがありました。





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コスプレはすごく人気で日本と同様、そこら中で撮影が行われていました。
コスプレはファンタジー系が多いように感じました。ゲームとか映画関連?あとは、フランスではソードアート・オンラインが人気なので、アスナのコスプレが多かったです。他は、鉄板なところで初音ミクと綾波レイとか。






日本食レストランコーナー





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日本食のレストランコーナーはとにかく、すっごく並びます。基本的に1時間以上待たされます。出店されていたのは、ラーメンや、寿司、どんぶり、餃子、カレーなどが売られていました。餃子は日本人の間隔では中国のものですが、海外の人から見ると餃子は日本オリジナルの認識のようです。以前に、シンガポール人の友人もそんな感じがすると言っていました。





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1時間ならんでゲットしたのがこちら。牛丼と餃子、唐揚げ、そしてアップル餃子。
自分が並んだ飲食店は日本人がちゃんと経営していて、味は普通でした。
きっと、米はタイ米とか使っているんだろうなと思っていましたが、普通に日本米でした。



アップル餃子は餃子の皮(アップルパイだと思われる)でりんごを包み、揚げたものに生クリームをかけたスイーツです。特にマズイわけでもなく、かと言って美味しいというわけでもない、あまりネタにならない味でした。



最後に
Japan Touchは全体的にちゃんと日本文化を伝えているように感じました。
これで日本文化が世界に広がればうれしいです。



イベント自体の規模ですが、Japan Touchは1日あれば十分回れるイベントでした。2日開催ですが、1日で満足できます。
ゲストもそんなに有名処というわけでもなく、やはり本命は春に開催されるJapanExpoの方ですね。こちらのほうが規模は大きいでしょうし、日本からの有名なゲストも多く参加されると思います。Japan Touchは日本人はあまりいませんでした。どちらかというと、中国人が多いです(日本のイベントなのに!?)。以前、このイベントに参加された日本人の小説家の人の記事を読みましたが、参加の依頼メールはフランス語で来るようです(おそらく、英語ができるスタッフが少ない)。当然、日本人はフランス語は分かりません。また、英語もろくにできないという人が多いのため、言語的な問題で、招待しにくいのだと思います。おそらく、通訳ができるスタッフがいない?一方で、中国人なら人口的に考えて、フランス語か英語を使える漫画家を見つけることができる可能性が高いでしょうし...日本人の.言語の問題は結構深刻ですね。自分もこれはひしひしと感じます。



おまけ





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日本の写真展示コーナーにこんな写真が。やっぱり、ほのうみですよね(本命はにこまきですが)!フランス人はこの絵馬の意味を理解しているのだろうか?日本文化の広がりとともに百合という単語も世界共通語になる日が来るのかもしれない。最近、ディズニーも注目しているようですし。百合流行れ!



























































 





2015年11月27日金曜日

まどマギ新作!?

http://moca-news.net/article/20151127/2015112700290a_/01/





マズイ....


日本に帰らなきゃ...


頼む!あと2年半待ってくれ!!


そうしたら、見れるから!




それまでは死ぬわけには行かないな。


2015年11月23日月曜日

ごちうさ聖地巡礼コルマール2日目~甘兎庵とリゼの家、ラビットハウス詳細

ごちうさ聖地巡礼2日目に行ってきました。
運良く雨は上がりました。でも、どんより曇り空のコルマール....


天候には恵まれませんでしたが、とりあえずアニメ本編に出てきた場所を散策しました。
コルマールは小さな町なので、メインの場所は数時間歩けば、すぐに回れます。今回は朝9時から17時まで時間があったので、何周もしました。足がつかれました...。


甘兎庵のモデル?


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まず、ホテルから比較的近いところに甘兎庵のモデルになっていそうなレストランを見つけました。あいにく、この日はお昼はやっていませんでいたが。


正面と別のアングルから


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建物はクリスマス仕様に飾り付けられています。


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こっち見るな!


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ディティールは違いますが、この建物を日本風にアレンジすると甘兎庵に見えなくもないかもしれない。ちなみに、流石に隣に小屋(シャロの家)はなく、その代わりに高級そうなレストランがあります。




2期第6話の駅?


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モカが木組みの街を出立するシーンで出てきた駅?これは実際にはMarché couvert de Colmarというマルシェ(市場)なんですが、内装も駅っぽい感じです。ただディティールがかなり違うような気もします。おそらくはスタッフが道中通ったであろうフランクフルト空港駅とかパリ東駅とかを参考にしている可能性が高いように思います。駅構内に関してはストラスブール駅を参照にしてそうです。駅構内のデザインから考えて、コルマール以外のどこか終点になっている駅です。


マルシェでは魚や肉が売られていましたが、観光地なせいか、お値段が少し高かったような気がしました。




エンディングでチノたちが踊っている場所


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http://blueskyandwhitewings.blog64.fc2.com/blog-entry-932.html#more
こちらのサイトでも紹介されていますが、チノたちがエンディングで踊っている場所は、有名な観光スポットであるエコール通りの橋からの風景です。エンディング以外のシーンでも度々出てきていますが、よくコルマールの紹介に使われる場所です。


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また、ここはチノとココアの通学路の分岐点にもなっています(たぶんここだと思う)。




青山さんの紙飛行機がチノに激突するシーンの公園とココアたちの高校
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http://blueskyandwhitewings.blog64.fc2.com/blog-entry-932.html#more


↑を参照していった、公園の横の道、車が駐車されているのでわかりづらいですが。
高校は実際には図書館のようです。





旧市街地の住宅


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これは作品中に出てきたかどうか分からないですが、図書館のそばの道は旧市街地の住宅が立ち並ぶ道があります。漫画の背景資料に使えそうです。


よく出てくる公園とココアと知夜が出った場所


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ごちうさで頻繁に出てくる公園はシャン・ド・マルス公園です。コルマールでもおそらくいちばん大きな公園です。クリスマスシーズンなので屋台やスケートリンク、子供用ジェット・コースターが設置されていました。しかし、冬にシャン・ド・マルス公園に行ったのは失敗だったかもしれません。木々が枯れ果てている...春にでももう一回行こうかな。


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実際には噴水はないですが、ココアとチアが最初に出会った場所もここがモデルになっているのかも。こちらも先に聖地巡礼された方のブログを参照しています。


ブーランジェ通り


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1期の2話で出てきた背景です。
あと、ドミニコ教会周辺でもマルシェが開かれていました。


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アルザスの伝統衣装を着たお姉さんがシュークルート(ザワークラフト)を売っていたので食べてみました。味は札幌のミュンヘン・クリスマス市で食べたのと大差なし。そんなに好きなわけでもないのに、祭りの雰囲気で買ってしまいました。


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近くのおみやげ屋では妖精の蝋人形が売られていました。割りといろんなところに売られていますが、気になる!30€~100€くらいなので買えなくはないのですが、持って帰るのが大変なので断念。


他にもかわいい蝋人形も。これはカレンダーとかに使われているキャラクターなのですが、フランスで有名なのでしょうか?フランスの萌えキャラ?






プフィスタの家、ココアが1話で歩いていた道、クリスマスのマルシェで有名な場所


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聖地巡礼とは関係ないですが、これもコルマールの有名な観光地です。マルシャン通りにあります。


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1話でココアが歩いていた道と、ごちうさでも出てきますが、クリスマスのマルシェで有名な通りです。


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あと、1話に出てくるお花のある窓。


電球を持った兎の看板


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レストランだったと思うのですが、ラビットハウスの看板のモデルになっているのかもしれない看板。


リゼ宅?




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最後に帰る途中で駅前通りにあるCour d'appel De Colmarという裁判所の写真をとりました。なんとなくリゼ宅のモデルになっていそうな気がします。ただ、ディティールが結構異なるので、おそらくはフランス内にある教会か何かの大きな建物を参考にしているのだと思います。




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リゼ宅側面






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近くにあった、ウィンターリンデン学校も部分的に似ています。


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図書館の裏側とかもリゼ宅っぽい?


ラビットハウス2回目+お店のレビュー


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ラビットハウス(Restaurant Au Chasseur)2回目。少し遅い時間にいったため、最終的に自分一人になりました。
店員の人と話したのですが、ちょうどこの日、日本の雑誌の記者の人が来ていたらしく、日本の雑誌にラビットハウスが紹介されたとのことです。店員の人に「これは日本語か?うちの店が日本の雑誌に紹介されたようだが?」と聞かれました。記者の人がその原稿のコピーを持ってきたようです。偶然ですが、ちょうど2期の1話のようなやり取りをしました。


ついでに許可を頂いてラビットハウス内の写真を撮らせていただきました。

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1階の写真


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2階の写真




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と窓からの風景


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この日は、グラタンとクーゲルホッフのアイス(正確にはクーゲルホッフ風の形のアイスでしたが)を注文。

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そして、食後のコーヒーにカプチーノを頼んだのですが、忙しかったのかカプチーノが爆発していました。チノーっ!?ココアパウダーとクリームが上に乗っている。チノとココア!?これはごちうさを意識しているのか!?


お値段は結構高いですが、内装も綺麗で料理も美味しい店です。
おそらく、コルマールでもかなり人気の店のようで、お店の前で写真をとっているグループがいっぱいいました。個人的にもかなりおすすめです。


※ラビットハウスの店内のモデルはこちらの日本の喫茶店らしいです。http://anizou.blogspot.fr/2015/11/blog-post.html






おわりに


一日中歩き続けたので、帰りはふらふらでした。そして、帰りのTGVが遅れて、乗り換えの終電のTERを逃すというアクシデント...。駅員のフランス語を頑張って聞き取って、何とかバスで帰ることができましたが。フランス語少し勉強しておいてよかった。結構危なかったです。バス出発5分前くらいだったので。
あと、バスに乗った時になぜか運転手に「マダーム?」って言われました。ムッシューは男女関係なく使われている気がするのですが(ムッシュは英語のミスターと同じで基本的に男性に使われますが、お客様という意味でも使われるようです)、マダムも同じなんでしょうか?それとも、本気で女と間違われた?初めて聞いたんだけど...


何はともあれ、良い旅でした。コルマールは全体的に綺麗な街で、漫画の背景資料もたくさんとれました。ストラスブールは時間がなくて行けなかったのですが、今度はフルール・ド・ラパンを探して、ストラスブールにも行ってみたいです。


そして、テロが落ち着いてきたらパリに行ってNOIRの聖地巡礼第2弾をば。
ただ、もしかしたら、少しの間パリに住むかもしれないので、そのときに聖地巡礼はやれるかもしれません。




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おみやげにラビットハウスそっくりな蝋の置物とアルザスのピノ・ノワール。
コルマールはコウノトリが有名らしく(ドミニク教会の上にコウノトリのスがあるらしいです)、なぜか屋根の上にコウノトリが乗っています。


うさぎだったらよかったのに。ピノ・ノワールも美味しかったです。


ごちうさ聖地巡礼第3弾「フルール・ド・ラパン」はこちら