2019年11月7日木曜日

イットリメイク版後編を観ました


イットリメイク版後編をDOLBY CINEMAの立体高音質で見てきました。
(↑劇場の入り口から、かなり凝った作りになっています。遊園地のアトラクションみたい。)

イットはスティーブン・キング原作映画の中でも一番好きな作品です。
子供たちが成長して、過去のトラウマと戦うというダークファンタジーなところが好きです。CGがまだ全然導入されていないころに作られたドラマ版を子供の時に見て、それ以来、この作品が好きになりました。

リメイク版は、もちろん昔の作品と比べてCGがいっぱい使われていて、製作費もいっぱいかかっていて、クオリティが高いのですが、やっぱりドラマ版が好きです。
リメイク版は、なんていうか、ジュラシックワールドを見ている感じです。残虐なシーンやビックリ箱のような視聴者を驚かす演出が満載ですが、以前の不気味なダークファンタジーっぽさよりも、モンスターパニック作品的なテイストが強いところが違和感を感じます。過去作ではペニーワイズ役の俳優(ティム・カリー)の不気味な演技が、ペニーワイズのキャラクター性が際立たせていました。ペニーワイズとジョージーのやり取りの動画がTwitterでずっと使われ続けているのは、その汎用性だけでなく、ペニーワイズのキャラクターがあってこそなのだと思います。リメイク版は、ただのイケメンサイコパスという感じでしょうか。

主人公たちが、ペニーワイズの住処に潜入してから、怪獣のように巨大化したペニーワイズとの闘うシーンが少し長すぎるように感じました。この辺りは、ジュラシックワールドという感じですね。このシーンが長いせいか、余計モンスターパニック的なテイストが強まっている気がします。過去作は前後編で3時間でしたが、今作は前後編で5時間以上もあるんですね...。それは長いわ...。

部族の儀式については、何んとなくペニーワイズを倒すために、何かもっともらしい武器が必要ということで導入されたのかもしれませんが(ひょっとして原作準拠?)、どちらかというと過去作のパチンコで戦う方が好きです。パチンコなんかで倒せるわけがないのですが、そちらの方が、民族伝承などのファンタジーっぽさがあって、個人的には好きです。

今作で初めて理解したのですが、スタンが自殺したのは、怖がりの自分は足手まといになる可能性が高く、自分自身をルーザーズクラブから抹消するために勇気を出して行った行動だったんですね。本当はペニーワイズに殺されたのだと思っていました。

イットを見て、この映画は最近のリアリティを求める世代には受けるかもしれません。
ですが、やっぱりこの作品は、モンスターパニックではなく、ダークファンタジーであってほしいです。


2019年11月1日金曜日

冬コミ、落ちました。

2019年冬コミ、スタジオイノワーるは落ちました!
以上!
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まさか落ちるとは...
でも、京アニ本は作って、次回の春コミに出します!