2016年10月9日日曜日

ナポレオンの墓アンヴァリッドと軍事博物館

ナポレオンの墓があるアンヴァリッドと敷地内の軍事博物館に行ってきました。アンヴァリッドは黄金のドームが特徴的な建物です。

アンヴァリッド内部は豪華に装飾されています。

よくガイドブックにも掲載されていますが、上の写真がナポレオンの墓です。円形状の広い部屋の真ん中に大きな棺が安置されています。


軍事博物館中世~近代

ナポレオンの墓はすぐに見終われますが、ここから長いのが軍事博物館です。敷地自体は、そこまで広くはないのですが、部屋の数と階数が多いため、意外と見るのに時間がかかります。階段を上り下りしながら、ひたすら歩き続け、昔の剣やら銃やら、甲冑を見ることができます。
上は甲冑を来た兵士が馬に乗っている写真です。年代的には中世から近代くらいまでのものが主に展示されています。

剣や銃がずらりとガラスケースの中に展示されています。ひたすら基本的にこれだけです。すごいコレクション数ですが、正直、途中から飽きます。中には変わったデザインの銃や剣もありますが、基本的に似たようなデザインのものが並んでいます。

中でも面白かったのは、わずか5~6センチくらいの手のひらサイズのピストルです。こんな時代に、ここまで成功にできた銃があったんですね。おそらく、殺傷能力はそこまで高くはないんでしょうが、デザインがメカメカしくってかっこいいです。


大砲なんかも展示されています。 こんな大きな塊が本当に飛ぶんですかね。入れるだけで大変そう。

甲冑がずらりと並んだ部屋。武器庫といった感じの場所です。中には子供用の甲冑もあります。この時代は6歳から戦争に出陣しなくてはならないそうです。

ちなみに有名なナポレオンの肖像画もこの軍事博物館にあります。

博物館最上階(日本式5階)には様々な城やその周りの地形の巨大な模型が暗い部屋に展示されています。緑色の文字がうっすらと空中に浮かんでいるかのようです。映画の中に出てくるような不思議な展示スペースになっています。

有名なモンサンミッシェルの模型も展示されています。かなり、細かく作りこんでいる模型です。18世紀に造られたものです。


            シャルル・ド・ゴール歴史館

軍事博物館の地下には、フランス共和国第18代大統領のシャルル・ド・ゴールにまつわる歴史博物館となっています。このスペースはホログラフィーを用いて演説するシャルル・ド・ゴール首相を写したり(おそらく初音ミクのライブと同じ技術)、キネクトのようなモーションキャプチャーで操作できるディスプレイなど、いろいろ近未来的な趣向を凝らした、展示スペースになっています。スペースのデザインも近未来的で、雰囲気的に少しシャフトっぽい感じでした。自分は使用しませんでしたが、入口でヘッドフォンによる音声ガイドを無料で配布しています。日本語も対応しています。


        軍事博物館中世~第1次・2次世界大戦
軍事博物館には第1次・2次世界大戦のころのコレクションを展示したスペースもあります。
第2次世界大戦中に活躍した戦車や、軍服など様々なコレクションが展示されています。

ナチスの旗も展示されています。

 
かなり乗りにくそうですが、当時は収納式バイクもあったようです。


アンヴァリッド・軍事博物館は1時間程度で見終われると思い、昼の1時くらいに昼飯を食べずに行きました。しかし、アンヴァリッドは予想以上に広く、すごく体力を消耗する場所でした。全部を見るのに4時間くらいかかります。昼飯は食べてから行くのをお勧めします。

チケット代はアンヴァリッドと軍事博物館は合わせて11ユーロです。観光で時間に余裕があれば、一度訪れてみてはどうでしょうか?

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