2019年5月17日金曜日

劇場版 幼女戦記 in USA

劇場版 幼女戦記をアメリカで見ました。海外のアニメ配信サイトCrunchyrollの主催で、一日だけの上映です。日本では、3月くらいにすでに公開されていたと思うのですが、アメリカで見ることができて良かったです。

正直、内容をかなり忘れていたので、見ながら内容を思い出していました。劇場版を見る前に、アニメ版を見返しておけばよかったと思ったのですが、この作品は、そんな必要はありませんでしたね。基本的に、ターニャの鬼畜っぷりを楽しむアニメなので、内容を忘れていても、十分楽しめました。

シャルル・ド・ゴール(のそっくりさん)軍が壊滅するシーンから、ソ連に移り、国歌を歌いながらモスクワを破壊、スターリン(のそっくりさん)の巨大な像が崩壊するシーンまで、ひたすら戦闘の連続。主人公であるターニャ・デグレチャフの鬼畜っぷりが、劇場版でもいかんなく発揮されていて、アメリカ人のファンも大喜びでした。

前作のラストにちょこっとだけ登場したメアリー・スーも大活躍。正直、最初誰だっけこいつ?って感じでしたが、存在Xから力をもらったおっちゃんの娘ですね。なぜか、スタートレックの2次創作キャラクターと同じ名前。ジョン・スミス的な感じのネーミングでしょうか。

娘も父親同様、怪物級。メアリーとターニャの魔法少女バトルが今作の見所だと思います。後ろの席に座っていたアメリカ人が「マジカルガールみたいでクール」だと言っていました。この作品って、一応魔法少女ものなのだろうか?

ひたすら前線での戦闘の日々を送るターニャですが、前線を退くことを許可される最後のシーン、もうオチが見えているラストにアメリカ人も大爆笑でした。やっぱり、立案した作戦は、ターニャ自らで実験することになったか。

幼女戦記ってかなり無茶苦茶な設定のアニメですよね。この映画を観た後、翌日にアメリカ人の同僚にどうやって説明したらいいんだろう?ってずっと考えていました。やり手のビジネスマンが、部下の恨みを買って殺され、気づいたらパラレルワールドで幼女で魔法少女になって、第2次世界大戦のドイツ軍に、ビジネスマン時代に培った才覚で勝利をもたらす...。うーん、なんのこっちゃら...。

<Crunchyroll版オリジナル>
上映の初めに、Crunchyrollによる作品の短い解説、映画鑑賞の際の注意事項が入っています。
映画が終わった後、アメリカ人向けに、製作陣の対談とアメリカのファンに向けて、アニメの制作スタッフ、カイロ・ゼン先生(文章による)からのメッセージが収録されています。ただ、これを流すなら、映画の前でしたね。基本的に、日本以外の国では、スタッフロールで、みんな劇場を出てしまうので、皆が立ち去ってしまった後に、このおまけ映像が流れていました。まあ、最後まで残ってくれた人に向けてのおまけなのかもしれません。

そういえば、カイロ・ゼン先生って、普通に日本人なんですね。幼女戦記って、てっきり海外の小説をアニメ化したものだとばかり思っていました。すっごい、外人っぽいペンネームですね。

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