2016年10月10日月曜日

[不定期連載] NOIR聖地巡礼 第10話「真のノワール」

NOIR聖地巡礼 第10話「真のノワール」の聖地巡礼です。10話からはクロエが登場し、ここから百合シュラバーな展開になっていきます。

冒頭裁判所のシーン

10話冒頭は悪徳警官ルヴィックの裁判シーンから始まります。この裁判で取り扱われた案件は、明らかに有罪となるような事件ですが、悪徳予審判事のデスタンにより、すべての警官の汚職が無罪に。このあくどいやり口が恨みを買い、デスタンと悪徳警官たちが今回の殺しのターゲットとなります。

おそらく、裁判所内部の元になっている建物はどこかにあると思うのですが、さすがに用もなく裁判所に入るわけにはいかないので、ここはパス。でも、裁判所自体はシテ島にあります。写真は正面の門の写真です。裁判所の敷地内自体は、マリーアントワネットが幽閉されていたコンシェルジェリーから入れます。

コンシェルジェリー内部。柱が立ち並ぶ広間。

マリーアントワネットが幽閉されてた、当時の様子を再現した部屋。他の囚人の部屋も見ることができますが、1畳程度の部屋に藁が敷かれているだけの完全に独房という感じの部屋でした。マリーアントワネットの部屋だけは特別待遇だったようです。

コンシェルジェリーの隣にはサン・シャペルというステンドグラスが見事な教会があります。

サンシャペルとコンシェルジェリーは一緒にチケットを帰るので、ぜひ一緒に訪れてみてはいかがでしょうか?


裁判所のシーンの見どころは、裁判所に潜入するために、霧香がスーツを着ているところ。潜入にしてはあまりに無理がありすぎて、突っ込みどころ満載です。


街中での聞き込みシーン

ルヴィックを殺すため裁判所に潜入した二人ですが、何者かに先を越され、二人の前にはルヴィックと警官の死体が。街での聞き込みの結果、二人はルヴィックがNOIRに殺されたという奇妙な噂を耳にします。
この聞き込みシーンのパリの街は、あまりにパリの日常にあふれた光景なので、特定は無理です。

ただ、階段のシーンは海外のビィートレインファンの方のサイトでもあるようにカナル=サン=マルタンの橋です。ここは自分の職場のすぐそばなので、仕事の合間の休憩がてら、たまに寄ります。


水上レストランのシーン

作中で登場した水上レストランと全く同じデザインの船はありませんが、セーヌ川沿いには、こんな感じの水上レストランがたくさんあります。一人で入るのはハードルが高い感じなので、自分は一回も利用したことはありませんが...。カフェのテラス席並みにきつい。

水上レストランから見たセーヌ川沿いの風景は実際にあります。ほぼ、実際の風景そのままです。


クロエ登場、デスタン宅
クロエが歩いている場所はあまりに情報が少なすぎて、特定は無理でした。そもそも、パリの街中にこんな感じの階段の場所ってなかなか見つけられないので、難しいです。

デスタン宅(?)はおそらく、パリ市内のどこかにあると思うのですが、どこかは不明。きっと、パリ市内の高級住宅街的なところにあるのでしょう。


図書館での警官との銃撃戦
10話終盤のデスタンの事務所(?)に向かう道中のシーンは海外のビィートレインファンのサイトでも紹介されています。上の比較画像はエッフェル塔の近くにあるミラボー橋です。この橋は、実際の橋をそのまま使用しています。橋を渡って、二人はセーヌ川右岸から左岸に移動します。

そして、お次はアレクサンドル三世橋とナポレオンの墓のアンヴァリッドです。この橋をわたり、二人はなぜか、再びセーヌ川右岸に向かいます。

そして、決戦の場所へ。この建物がどこにあるのかは分かりませんが、

内部はパンテオン横にあるサン・ジュヌヴィエーヴ図書館です。ここまでの道のりで、なぜか二人はパリの西側から、セーヌ川をジグザグとわたりながら、最終的に左岸のミレイユの家の近くにあるこの図書館まで向かいます。ここまでの距離、自分も実際に歩いたことがありますが歩いて40~50分くらいかかります。

図書館のデザインはほとんどそのまま使われていますが、実際にはここまでサイドに奥行きはありません。警官たちがが立っているところは、実際には人が一人が立てるくらいの奥行きしかありません。そんなドンパチができるような場所ではありません。サン・ジュヌヴィエーヴ図書館では、近くのソルボンヌ大学の学生などが勉強しに来ています。図書館に入るには、会員カードを作らなくてはなりません。受付で作ることができますが、英語の対応は結構カタコトです。当然、本はフランス語で書かれており、あまり蔵書数もそんなにないので、そこまで利用したいと思う図書館ではない気がします。自習用に使うのがよさそうです。

警察官との銃撃のあと、二人は真のノワールと名乗るクロエと遭遇します。ここから、ストーリーは霧香をめぐるクロエとミレイユのどろどろ展開になっていきます。百合三角関係好きです。


NOIR聖地巡礼 第5話「レ・ソルダ」             NOIR聖地巡礼 第11話「月下之茶宴」

2016年10月9日日曜日

ナポレオンの墓アンヴァリッドと軍事博物館

ナポレオンの墓があるアンヴァリッドと敷地内の軍事博物館に行ってきました。アンヴァリッドは黄金のドームが特徴的な建物です。

アンヴァリッド内部は豪華に装飾されています。

よくガイドブックにも掲載されていますが、上の写真がナポレオンの墓です。円形状の広い部屋の真ん中に大きな棺が安置されています。


軍事博物館中世~近代

ナポレオンの墓はすぐに見終われますが、ここから長いのが軍事博物館です。敷地自体は、そこまで広くはないのですが、部屋の数と階数が多いため、意外と見るのに時間がかかります。階段を上り下りしながら、ひたすら歩き続け、昔の剣やら銃やら、甲冑を見ることができます。
上は甲冑を来た兵士が馬に乗っている写真です。年代的には中世から近代くらいまでのものが主に展示されています。

剣や銃がずらりとガラスケースの中に展示されています。ひたすら基本的にこれだけです。すごいコレクション数ですが、正直、途中から飽きます。中には変わったデザインの銃や剣もありますが、基本的に似たようなデザインのものが並んでいます。

中でも面白かったのは、わずか5~6センチくらいの手のひらサイズのピストルです。こんな時代に、ここまで成功にできた銃があったんですね。おそらく、殺傷能力はそこまで高くはないんでしょうが、デザインがメカメカしくってかっこいいです。


大砲なんかも展示されています。 こんな大きな塊が本当に飛ぶんですかね。入れるだけで大変そう。

甲冑がずらりと並んだ部屋。武器庫といった感じの場所です。中には子供用の甲冑もあります。この時代は6歳から戦争に出陣しなくてはならないそうです。

ちなみに有名なナポレオンの肖像画もこの軍事博物館にあります。

博物館最上階(日本式5階)には様々な城やその周りの地形の巨大な模型が暗い部屋に展示されています。緑色の文字がうっすらと空中に浮かんでいるかのようです。映画の中に出てくるような不思議な展示スペースになっています。

有名なモンサンミッシェルの模型も展示されています。かなり、細かく作りこんでいる模型です。18世紀に造られたものです。


            シャルル・ド・ゴール歴史館

軍事博物館の地下には、フランス共和国第18代大統領のシャルル・ド・ゴールにまつわる歴史博物館となっています。このスペースはホログラフィーを用いて演説するシャルル・ド・ゴール首相を写したり(おそらく初音ミクのライブと同じ技術)、キネクトのようなモーションキャプチャーで操作できるディスプレイなど、いろいろ近未来的な趣向を凝らした、展示スペースになっています。スペースのデザインも近未来的で、雰囲気的に少しシャフトっぽい感じでした。自分は使用しませんでしたが、入口でヘッドフォンによる音声ガイドを無料で配布しています。日本語も対応しています。


        軍事博物館中世~第1次・2次世界大戦
軍事博物館には第1次・2次世界大戦のころのコレクションを展示したスペースもあります。
第2次世界大戦中に活躍した戦車や、軍服など様々なコレクションが展示されています。

ナチスの旗も展示されています。

 
かなり乗りにくそうですが、当時は収納式バイクもあったようです。


アンヴァリッド・軍事博物館は1時間程度で見終われると思い、昼の1時くらいに昼飯を食べずに行きました。しかし、アンヴァリッドは予想以上に広く、すごく体力を消耗する場所でした。全部を見るのに4時間くらいかかります。昼飯は食べてから行くのをお勧めします。

チケット代はアンヴァリッドと軍事博物館は合わせて11ユーロです。観光で時間に余裕があれば、一度訪れてみてはどうでしょうか?

2016年10月3日月曜日

[不定期連載] NOIR聖地巡礼 第5話「レ・ソルダ」

第4話は舞台がパリではないので、1話飛ばしてノワール第5話の聖地巡礼です。
第5話ではついにソルダの名前が初登場します。


冒頭バネル一家の家
情報屋のバネル一家の家はバルビゾンという村にあります。バルビゾンは「落穂拾い(オルセー美術館展示)」などの作品で有名なジャン=フランソワ・ミレーを代表とするバルビゾン派の画家たちが集った美しい村です。
こちらは、海外のビィートレインファンの方のサイトでも紹介されていますが、アニメ本編に該当するような場所はないようです。バルビゾンはパリから結構離れていて、車がないと行くのが難しい場所なので、断念しました。国際ドライバーライセンスを持っているノワールファンの方がいましたら、一緒に行きましょう。しかし、聖地巡礼を抜きにしても、バルビゾンは一回行ってみたいです。たまに、メトロの広告で見かけます。フォンテンヌブロー宮殿の近くということもあり、人気の観光スポットのようです。

ミレイユと親しかった一家の殺害現場に出くわした二人。ここで、霧香が発した冷たい言葉がミレイユの機嫌を損ねてしまいます。


常にギスギスした二人ですが、今回、霧香の一言でミレイユは激おこ状態に。霧香も家においてけぼり。表情には出していないですけど、本当は霧香も心の中ではすごく悩んでいるんですよ、きっと。NOIRの見どころの一つは、ツン70%くらいのミレイユが徐々にデれていくところでしょうか。本編で直接的にはあまり描かれないですけど(そこがいい)、霧香も悩んで頑張っているんですよ。

サブタイトル後に登場するパリの風景はどこから撮影されたものか分かりませんが、おそらくサン=ジェルマン=デ=プレ界隈の風景を元にしています。


画面奥のドーム状の屋根の建物は、フランスの国立アカデミーのInstitut de France(フランス学士院)です。写真は、ポン・デザールから撮影したものです。アニメ本編は、おそらくセーヌ川左岸のサンジェルマン大通り沿いのホテルかどこかから撮影した風景をもとにしているのだと思います。

ミレイユと霧香がセーヌ川沿いで話しているシーンはマリー・アントワネットが幽閉されていたコンシェルジェリー付近の風景が元になっています。尖塔はCour de Cassation(最高裁判所)の一部。しかし、実際の風景では階段がこの位置に見える場所には、橋はありません。

実際の風景では、橋は階段の位置よりももう少し、離れた場所にあります。写真はサンミッシェル橋です。橋より手前側に、にっくき警察署があります。滞在許可証の手続きで行きましたが、バカンスシーズンということもあり、適当な理由をつけられて、毎回追い返されました。最近になって、仮滞在許可証が発行されましたが、いまだに滞在許可証のカードは発行されておらず...かれこれ2か月以上戦っています....結局、手続きの遅れのせいで、労働契約の更新が遅れ、パリで1か月無職、給料なしで過ごすことに...。できれば、人生でこれっきりにしたいですね。本当に最悪でした。


その後に、登場するパリの広域を見渡した風景は、ノートルダム大聖堂から撮影したものです。OPでも使われています。この風景は、旅行ガイドなどにもよく載っています。
ノートルダム大聖堂はNOIRだけでなく、ディズニー映画「ノートルダムの鐘」(ヴィクトール・ユゴー原作)でも出てきます。

ノートルダム大聖堂は棟の途中で鐘を実際に見ることができる場所もあります。

実際にカジモドが住んでいそうな雰囲気です。

酒場のシーン
ミレイユがバネルの死に関する情報を集めに訪れたバーはサクレクール付近(Rue Drevet)にあります。ちなみにこのお店は、ロバート・デ・ニーロ、ジャン・レノ主演の映画「Ronin」でも登場したそうです(ソース)。


サン=ギャラン教会
第5話後半に出てくるサン=ギャラン教会は実際にはノートルダム大聖堂です。若干デザインが変わっていますが、基本的には一緒のデザインです。

夜のノートルダム大聖堂を見上げるミレイユ。


ミレイユが立っているのは、ノートルダムの正面ですが、実際には、教会手前には木は生えていません。そして、手前の門もそこまで離れていません。


カタコンベから出てくるミレイユ。


カタコンベへの階段はおそらく、トイレに行く階段か、大聖堂裏の公園にある階段です。いずれにせよ、ノートルダム大聖堂にはカタコンベはありません。そもそも、こんな感じの雰囲気のカタコンベはパリにありません。おそらく、イタリアあたりのどこかの中世のカタコンベの画像を元にしているのでしょう。

大聖堂内部は割とそのまま使われています。

何かよく分からない円形上の光っているものは、

ゴシック建築でよく使われる、円形状のステンドグラスです。


第5話では、ずっと二人はギスギスしていましたが、最後の最後でミレイユが少しだけデレます。
この二人の距離がちょっとづつ縮んで行くところがNOIRらしくて好きです。