2009年5月10日日曜日

Phantom 〜Requiem for the Phantom〜 第六話「大火」

[アニメ感想]Phantom 〜Requiem for the Phantom〜 第6話「大火」


ファントム第6話です。


前回に引き続きアニメオリジナルのお話、トニー=ストーン編の後編です。


脚本は原作シナリオ担当の虚淵玄。


今回の話はサイス=マスター大活躍な話です。

サイスの作戦により大火というタイトルのとおりインフェルノが大躍進を見せます。

以前にサイスが裸のアインにオイルを塗っている変態シーンがありましたが、今回のアニメオリジナルエピソードでさらにサイスの変体シーンが追加!裸のアインをカメラで撮影してる!おのれサイス=マスター!ビィートレインの変態悪役キャラの地位を獲得していくサイス=マスター。写真撮影しながら一人で持論を語りつつけるサイスの姿はMADLAXの悪役フライデー=マンデーに近い。もし声が江原さんだったら、完全にフライデー=マンデーですよ。やはりサイス=マスターというキャラクターの声を江原さんにしなかったのは正解かもしれません。

そして、シャワーを浴びた後、全裸のままで歩き回っているアイン。実にけしからん。それを全く気にしていないツヴァイもどうかしてるよ…。

演出面に関しては、今回はあまり凝った演出が少なかった気がします。まあ、しいて言うならば、この話自体が作品全体の中での世界観やキャラクター、インフェルノという組織の設定をより深く描写するための演出だったような気がします。

あとは、ファントムの中でたびたび登場する野良犬の描写ぐらいでしょうか。人を殺して飯を食べている主人公を表しているような気がします。

冒頭でアインが捨てられている花を持ち帰り、花瓶にいけていたシーンがありましたが、これはどういう意味があったのでしょうか?このシーンのアインの心情はよく分からないですが、ただ、アインの花をいけるという動作を見て霧香が草に水をあげているシーンが脳裏によみがえったのは自分だけではないと思います。

また、今回はアニメオリジナルエピソードですが、梧桐 と志賀が登場しています。梧桐 は台詞がありましたが、声が合っていない気がします。なんというか若すぎる。個人的にもう少し渋い声が良かったかなと。まあ、聞いているうちに慣れるとは思いますが。

次回はポルシェのエピソードとツヴァイがインフェルノに入ることとなった失われた過去のエピソードです。あと、4話くらいで第1章が終わるくらいでしょうか。キャルとか出てくるまで、もう少しでしょうか。声が沢城みゆきということですが、どんな感じなのか気になります。


4 件のコメント:

  1. 霧香が植物(あれは蘭でしょうか?)に水をあげている
    シーンですが、あれはミレイユとパートナーになるための
    一種の共同作業だったような気がします。
    離れ離れになったとき、二人の時間を共有した大切な
    植物の下に、思いの丈を綴った手紙を残したことからも
    そうじゃないかと…
    拾われた花がファントム中でそこまで重要な位置を占める
    かどうかは分かりませんが、アインの心根の優しさを
    表現しているのかな~とか思いました(←単純すぎる)
    あと、私もアインのけしからんに一票です(笑)
    それでは次回も楽しみに待ってます。

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  2. コメントありがとうございます。
    NOIRにおいてあの草はやはり重要ですね。霧香のミレイユに当てたラブレターも草の下にありましたし。
    自分もわんさんの意見に賛成です。
    来週は原作エピソードに戻ります。楽しみです。

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  3. 万死ヲ刻ム影2009年5月25日 23:40

    この回はレコーダの不調で見逃してしまったので話が掴めて助かりました。
    真下監督のガンアクション3部作NOIRやMADLAX、エル・カザド
    に登場すた悪役(ラスボス)は、単純に地位や利益を求めている、わけではく、グラン・ルトゥールを求めたアルテナや、本質の世界を望んだ、フライデー、父親の敵討ち?が目的なローゼンバーグ。
    Phantomに登場する組織や人物は地位や利益を目的としていて、ガンアクション3部作には無かった裏社会に生きる人間の汚さや残酷さが出ていましたね。

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  4. コメントありがとうございます。
    ファントムは普通の任侠作品の悪役たちのようです。
    真下3作品の悪役キャラクターたち(ローゼンバーグは少しばかり肩透かしをくらったような感じですが…)はそれぞれ独特な目的と信念を持って行動しており、そこが個人的には好きです。

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