2009年4月19日日曜日

Phantom ~Requiem for the Phantom~第三話「実践」

[アニメ感想]Phantom ~Requiem for the Phantom~第三話「実践」


真下版ファントム第3話です。


今回は訓練を終えたツヴァイが殺しの試験を受けるお話です。例によって今回もイラストはございません。


原作でもあった、このお話ですが、いろいろとアレンジが加わっています。

ウォレス大尉(声は三宅健太)のヴィジュアルがゲーム版と全然違います。アニメ版のほうはゴツくて悪者っぽくて強そうな感じがします。ツヴァイとウォレスの戦闘シーン(最初、変換したら“銭湯シーン”と変換されました。なんとなくBLっぽいですね)もかなり変わっています。テキストである原作だとひたすらツヴァイの心理描写があって、フォークリフトの裏に隠れているウォレスを撃って終わるシーンですが、アニメでは心理戦に肉弾戦の描写が加わっています。アニメはテキストと違って動きや音という表現ができるのでこういうシーンの追加ができるのです。また、アニメとゲームでは視点がそもそも違うので(ゲームはプレイヤーが主人公の視点で進めるのに対し、アニメでは視聴者は第三者であり傍観者としてとして劇を見ている)長々と心理描写をするとつまらなくなります。しかし、原作にはなかった肉弾戦を入れたのはいいのですが、ウォレス大尉が少し弱すぎる気がしました。経験も力量も違う二人が直接ぶつかり合う描写をしてしまうことは、その辺りのバランスの取り方が難しくなる気がします。そういった理由で原作では敢えてその描写が避けられていたのではないでしょうか?ツヴァイの長所を活かして決着がつきやすいように。

そして、ツヴァイが完全にインフェルノのツヴァイとなったシーンですが、なんか3rdフォームのハセオっぽいです。なぜかツヴァイを観てるといろいろな黒歴史が脳裏に蘇るのですが、それは自分だけでしょうか?真下監督の特徴として目でキャラクターを表現することが多い気がします。例えば、霧香が黒霧香になるときなども目の変化で表現してます。まあ、そちらの方が分かりやすいということと作画の手間が省けるというのももしかしたらあるのかもしれませんが(実際、イラストや漫画を描いていてこの手法を取り入れるとかなり楽です)。やはり、人間、目に心情が表れるものです。それを利用し映像において表現するのは効果的な手段かもしれません。あと、「終わらせてくれ」というツヴァイにアインが銃を向けて打つシーンの銃声がなり響くまでの長い静かな“間”がいいですね。

いろいろ変わっている部分はありましたが、銃を選ぶシーンが入っていたのは意外でした。テキストである原作ではテキストならではの演出が、アニメにはアニメならではの演出があって、そういった演出に着目して見るのも自分は面白いと思います。

また、アニメ版「ファントム」ではOPにもあるように、アインとツヴァイを操り人形として、描いている描写が多いです。2話のクロウディアの台詞なども含め、二人を自我のない操り人形のように描いています。

今回は前回に引き続き、霧香(アイン)のサービスシーンが!着替えシーンにサイスのコレクションとして裸でオイルを塗られるシーンも!しかし、サイス!許せん!霧香に何ということを!今期はクィーンズブレイドがエロいと思っていましたが、個人的にはファントムが一番エロいように思えます。DVDの初回限定版も買います!

そういえば、ファントムを見てNOIRのDVDを買うという人もやはりいるのでしょうか?最近、自分の先輩がこの間NOIRを見たと言っていました。身近なところでそんな人が現れるとはうれしいですね。ファントムの影響を受けて新たなNOIRファンと真下信者が増えることを切に祈っています。

訓練も終わり、来週からはいよいよストーリーが大きく動き出す気がします。次回はショッピングセンターのお話です。

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