まずは、昨年の自分の一押しアニメ「プリンセス・プリンシパル」の聖地巡礼のレポートについてまとめたいと思います。
プリンセス・プリンシパルはスパイアクション+百合(金髪ロングxショート無口キャラ)+梶浦由記+シリアスでヘビーなお話という、まさにNOIRのような作品で、さらにその世界にスチームパンク要素を加えるという、自分の好みにあまりにド直球すぎる作品なのでとても気に入っています。NOIRの舞台がロンドン版です。昨年のアニメではこのアニメがベストなのは間違いないです。第2期も期待しています。そんな作品に惹かれて、今回の旅はプリンセス・プリンシパルの聖地巡礼をメインに挑みました。
プリンセス・プリンシパルの舞台は架空のロンドンのため、実際のロンドンの風景や建物のデザインは大幅に変えられていて、スチームパンクっぽさ満載の街になっています。そして、街並み自体も昔のロンドンなので、多くの場所は、現代に存在していない可能性が高いです。それでも、デザインの元になった風景の痕跡を見つけて、アンジェたちが暮らしている世界をほんの少しですが体験してきました。
◆アンジェたちが通う学校クイーンズ・メイフェア校
アンジェたちの日常生活の場である学校は、おそらく現実世界にはありません。しかし、そのモデルになったであろう場所はいくつか行ってみました。
主に訪れたのは、ロンドン郊外のハンプトンコートパレスやケンジントンガーデンズ、オックスフォード大学などです。
~校舎のデザイン~
<ハンプトンコートパレス>
アニメの校舎と全く同じデザインの建物は見つけることができませんでしたが、雰囲気が似ている建物はたくさんありました。
こちらは、ハンプトンコートパレスの正面。レンガ造りのきれいな宮殿です。
建物の一部は、参考にしているのかも?
中庭と回廊
広大な庭が英国っぽいです。正直、だだっ広くて、歩くのが大変なので、自分は英国式庭園は好きではないです....。ハンプトンコートパレスは広くて、歩き疲れました...。
<ロイヤルオペラ>
校舎の上のガラス張りの天井は、ロンドン ロイヤルオペラのホールや、列車の駅の天井に似ています。
<オックスフォード>
オックスフォード大学も雰囲気が似ています。
今回、時間がなくてあまりオックスフォード大学を回れませんでしたが、アンジェたちが通う雰囲気とかなり近い校舎もいっぱいあります。
Keble College(キーブルカレッジ:Flikerより)。こちらの校舎の雰囲気は結構アニメ本編と近い感じがします。
<ロンドン市内他>
大英博物館横のラッセルスクエアのそばに。プリンシパルホテルという、プリンセス・プリンシパルっぽさが名前にも表れているホテルがありました。
あとはロンドン市内のRoyal College of Music(王立音楽大学, 写真はWikipediaより))なども雰囲気が近いです。
他にも、今回行けませんでしたが、ヴィクトリア・アルバート博物館もどこかで使われていそうですね。
2018/05/18追記 ロンドンにメイフェアという地区があることに気づきました。
レンガの建物が多い地区らしいので、クイーンズ・メイフェア校は、このメイフェア地区にあるのかもしれません。
~ティータイムの庭園~
プリンセスたちがアフターヌーンティーを楽しむ学校の庭園は、ハンプトンコートパレスのポンドガーデンと似ている気がします。
ツタで覆われたトンネル。ハリーポッターに出てきそう。
おしゃれなベンチ。プリンセスが座ってそう。
今回一つ残念だったのが、4月という結構早い時期に行ったので、あまりお花が咲いていなかったことです。7月のフラワーショーのときに行くと花が満開となり、まさに、アンジェやプリンセスたちがアフターヌーンティーをしていそうな庭園になります。なので、ハンプトンコートパレスを訪れる方は、このフラワーショーを狙っていくのがよいと思います。
http://euro.typepad.jp/blog/2018/03/hampton_court_flower_show.html
こちらの写真は、ロンドン中心部にあるケンジントンガーデンズにある、ケンジントンパレス周辺です。おそらく、こちらも時期によっては、もっとお花が咲いているのではないかと思います。
http://www.londontown.com/LondonInformation/Restaurant/The_Orangery_(Kensington_Palace)/1973/imagesPage/31398
https://apd2.exblog.jp/10730101/
~回廊~
Fate/Zeroで時計塔の廊下として登場したグロスター大聖堂や、カンタベリー大聖堂、ノーリッジ大聖堂、ウェストミンスター寺院、ソールズベリー大聖堂、オックスフォード大学内の回廊などデザインが似ているものが多いです。その中でも、装飾がシンプルでアニメに近いのは、ストーンヘンジがあることで有名なソールズベリーの大聖堂、またはロンドン市内にあるウェストミンスター寺院です。
残念ながら、今回、時間がなくウェストミンスター寺院の内部には入れませんでしたが、ソールズベリー大聖堂は行ってきました。
聖堂内部の写真です。パリのノートルダム大聖堂より広いです。
聖堂に入場するには7.5ポンドの寄付をしなくてはなりません(あくまで入場料ではない)。
回廊は、聖堂に入る前の場所にあるので、こちらは無料です。
ちなみに、大聖堂の内部で、トランスフォーマーに出てきそうな謎の杖を発見しました。
触れると、この世の終末をもたらす類のものだと思います。この杖は残念ながら、ショップでは売っていませんでした...。デザインかっこいいのに。
しかし、一番驚くべきことは、壁の文字に"プリンセス・シャーロット"の文字が!Twitterでコメントして頂いた方が発見しました。まさか、この杖までもが、プリプリ関連だったとは...。杖のデザインがかっこよくて写真を撮ったのですが、それよりも重要なことが、奥の壁に書かれていたなんて...。これは運命を感ぜずにはいられないですね...。この杖を題材に、プリプリの百合同人を一本描きたくなりましたよ...。この杖があれば、きっと二人が望む世界が実現できるはず!
マグナ・カルタがあるホールには回廊内の扉から入れます。
<回廊 in オックスフォード>
オックスフォード大学クライストチャーチ校内の回廊。柱の感じはこちらのほうが似ているかもしれませんね。
「試験中なので、お静かに」という立て看板。この場所が学生が学ぶ大学であることを思い出させます。
~食堂~
プリンセスとアンジェ、ちせ殿とドロシーが座っていたのは左奥のテーブル。
そのため、オックスフォードには、不思議の国のアリスグッズがいろいろ売っています。
ギフトショップで不思議の国のアリスのノート、お皿、紅茶を買いました。やはり、ローゼンメイデンファンとして、アリスグッズは逃すわけにはいかないですね。
お皿は、4種類の絵柄があり、4枚1セットで36ポンドです。
ちなみに、オックスフォード市内は、バスの路線がめちゃくちゃ複雑で、かなり困りました。バスの運転手さんも対応が大変そうでした。もう少しなんとかならんのか...。せめて、バス内で次の駅名や社内に路線図を載せてほしい。このバスはどの主要な観光地に行くのかとか、見やすく表示してほしいですね...。
レポートを書いていて意外と長くなりました。まずは、学園編だけで続きは次回。
◆おまけ:アフタヌーンティー
店内の雰囲気。特にこれといった特徴のないシンプルなカフェ。
ちょうど、オックスフォード大学が見える窓際の席に座りました。
紅茶はアールグレイです。日本に住んでいた時によく行っていた紅茶専門店と同じくらいおいしかったです。イギリス、紅茶はいいですね。
ごちうさでも出てきたケーキスタンド。人生初ティーパーティですよ。でも、実は、このティーパーティセット、追加料金でスコーンを頼めたんですよね。調べてみたら、ティーパティは、サンドイッチ、スコーン、ペストリー(ケーキ)の3要素から成り立っているそうです。ちなみに食べる順番もこの順番です。つまり、素人の自分は、今回、不完全なティーパティをやってしまったということです...。次こそは...!
(*日本円で1000円くらい。イギリスは外食の値段が意外と安いです。これで8.95ポンドなのは安い!日本なら、紅茶だけで600~700円、ケーキ・サンドウィッチが700~800円といったところでしょうか)
>プリンセス・プリンシパル聖地巡礼~その他1
>プリンセス・プリンシパル聖地巡礼~その他2~
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