古代ローマ都市 アルル
早朝にニームを出発して、アルル駅に到着、市街地へは歩いて5分くらいです。
これがアルル市街地の入口です。古い門ですが、デザイン的にローマ時代以降のものでしょうか?
街中に入ると、さっそく古い建造物が。
円形闘技場
少し歩いて行くと、ニームと同じく、円形闘技場がありました。上の写真では早朝なので人が全然いませんが、お昼は多くの人でにぎわっていました。
ただ、ニームの円形闘技場とは異なり、闘技場の周りには、多くの店や家が立ち並び、他の建物との距離も近いため、ニームの円形闘技場よりも窮屈に感じました。あまり、観光スポットという感じではなく、住宅街にポツンとある感じです。↑車がこんな感じに駐車されています。
路地から見た円形闘技場。本当に住宅街の中にポツンとあります。ニームの円形闘技場と比べると、若干がっかり感があります。
コンスタンティヌスの公衆浴場
アルルの町は非常に入り組んでおり、路地も細い路地ばかりです。そんな路地の出口に、コンスタンティヌスの公衆浴場という古代ローマ時代の遺跡があります。テルマエ・ロマエに出てきそうな建ててものですね。この建物は世界遺産にも登録されています。中にはサウナなどもあるそうです。
もしかしたら、朝早かったからかもしれませんが、中には入れませんでした。建物自体もかなり小さく、また、中をのぞいてみても、正直、大した遺跡ではありませんでした。アルルのがっかりスポットその2...。
古代劇場
アルルの古代ローマ時代の建造物の一つ、古代劇場です。こちらも、世界遺産に登録されています。今は、ほぼ朽ち果てた外壁と柱が残るのみですが、現在でも映画祭などで使われているそうです。
アルルの町並み
何となく、地中海に面した街の路地裏という感じ。漫画の背景素材に使えそう。
基本的に路地は狭いです。ニームは大きな通りなどが結構ありましたが、アルルはとにかく、入り組んだ狭い路地がたくさんあります。
多くの人でにぎわう広間。NieR Automataのショッピングセンターっぽいです。
アルルの街を流れるローヌ川。
ゴッホの跳ね橋~ゴッホが歩いた道を歩く~
ゴッホが自身の作品の題材にした有名な跳ね橋を再現した橋がアルルには存在します。しかし、この橋は市街地から4kmほど離れた辺鄙な場所にあり、そこまで行くための交通手段は車くらいしかありません。途中までバスで行けますが、そこから先は、フランスの田舎を、ただひたすら歩き続けることになります。しかし、かつてゴッホが歩いた道を自分も歩きたかったので、あえてここはフランスの田舎を散歩することにしました。
本当に、周りには畑しかありません。 子供のころを思い出します。
ただ、ひたすら歩き続けます。
歩道がない道を、ただ歩き続ける...。時々、車が通るので、結構危ないです。
農場が広がる。のどかな雰囲気ですね。
たまにはこういう一日の過ごし方もいいですね。
廃線になった線路。田舎っぽさを感じます。
そして、30分以上歩き続けた後、ついにゴッホの跳ね橋に到着。
木製の橋は、今は使われておらず、橋は常に上がった状態です。周りにはほぼ観光客はおらず、何人かの人が散歩で訪れるくらいです。
魚が泳いでます。ニジマスでしょうか?
帰りは、川沿いに歩いて帰りました。川沿いの景色はとてもきれいで絵になります。
ゴッホが絵の題材に、この場所を選んだのも分かる気がします。
この道をゴッホも歩いたのでしょうか。
ひたすら、川沿いに歩き続け、市街地にもどります。
カフェ・ヴァン・ゴッホ
ゴッホの歩いた道を散歩した後は、ゴッホの作品「夜のカフェテラス」の題材になった、カフェ・ヴァン・ゴッホというカフェを訪れました。全体的に黄色が特徴のカフェです。
12時前に入ったため、まだあまりお客さんもいませんでした。
12時前はまだドリンクしかオーダーできないので、とりあえず、ワインだけオーダーして待つことに。
↑店内の写真です。
ランチのステーキメニューです。肉が焼きすぎで硬かったです...。
食後のデザートとしてタルトを注文。ただ、特にこれといって特別なものではありません。南仏ではあまり、滅茶苦茶おいしい!というメニューには当たりませんでしたね...。
こんな感じで、プロヴァンス旅行の3日間が終わりました。まだ、行っていない都市もありますが、それはまた別の機会にでも。
今回の旅では、フランスの田舎町を歩くことができて、新鮮な体験ができました。これはやっぱりフランスに住んでいるからこそできる体験だと思います。こういう田舎町は、なかなか日本から来るのは難しいと思いますが、もし機会があれば、一度訪れてみてはいかがでしょうか?
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