今回は、NOIR第23話、霧香と別れた後のミレイユの話です。ミレイユに接触してきたソルダの幹部ブレフォール(声:銀河万丈)と、ミレイユの緊迫のやり取りが描かれるお話です。ブレフォールはミレイユをソルダのメンバーに勧誘しますが、その言葉に揺れ動くミレイユ。
しかし、このお話で一番重要なのは、霧香からのラブレターです。ミレイユの下を去る前に、霧香はミレイユに手紙を残していたのです。しかも、思い出の草のプランターの下に隠して。手紙を書き慣れていない霧香ですが、ミレイユへの気持ちをせいいっぱい伝えようとしているのが、視聴者にも伝わってきます。最後に「大好きなミレイユ」の一文がミレイユにとどめを刺します。百合アニメ的には、けんかの後のお話みたいな感じで超重要です。霧香からのラブレターを読んだ後、ミレイユはついに決心を固めます。
パリの街並み
穏やかな音楽とともに、パリにおけるミレイユの日常シーンの描写から、お話が始まります。始めに、ミレイユが買い物していた場所は、きっとどこかにあると思って、頑張って探したのですが結局見つかりませんでした。2枚目のシーンも、情報が少なすぎて分かりませんでした...。上に屋根がついた道が果たして本当にあるのかどうか...。
3枚目のレストランはシテ島とサン=ルイ島のあたりだと思います。
ビュット=ショーモン公園
島の天辺に、あずま屋と、小さな公園があります。この風景が、都会のパリの中にあるなんて信じられませんね。
temple de la Sibylle(巫女の神殿)というあずま屋があります。島は高所となっているため、このあずま屋からパリの街を一望することができます。余談ですが、Sibylle(シビュレ)はアニメ「PSYCHO-PASS」に出てくるシビュラシステムのシビュラ(Sibyl)と同じ単語です。ギリシアの巫女の名前なんですよね。
公園全体の様子。この人達はみんなソルダなのかもしれない...。
この辺りのベンチにソルダの暗殺者たちが座っていたのだと思います。
ブレフォールのオフィスビル
ブレフォールのオフィスがあるビルは情報が少なすぎてわかりません。パリ市内の高層ビルといえば、モンパルナスタワーやラ・デファンスの高層ビル街あたりが怪しいですが、アニメのビルは見つけられませんでした。
パリ・ノートルダム大聖堂
ブレフォールのオフィスのシーンの後、Bパートの冒頭でミレイユが訪れていた場所は、ノートルダム大聖堂です。
ノートルダム大聖堂は有料ですが、上に登ることができ、アニメの風景は、ノートルダム大聖堂の天辺から、サン=ルイ島側を見た風景です。
サクレ・クール寺院
Bパートでブレフォールとミレイユが会っていたのはサクレ・クール寺院です。パリで一番大きな丘モンマルトルの天辺にある寺院です。寺院のデザインはアニメと現実のもので、ほぼ一緒ですね。
寺院の内部もアニメとほぼ一緒です。
ちなみに、サクレ・クール寺院ですが、周辺はあまり治安が良くありません。特にサクレ・クール寺院下では、黒人の怪しいバイヤーが、お土産品を無理やり売りつけてくるのでお気を付けください。モンマルトル麓も、パリの歓楽街となっており、風俗店の前の客引きや黒人売春婦が超うざいです。この辺の風俗は、基本的にぼったくりで、日本円で30万円程度とられたりするそうなので、こちらもご注意ください。
それでも、モンマルトル付近は、おしゃれなお店や家が多く、とてもいい雰囲気の場所です。
観光用のプチトラン。
モンマルトルの紹介でよく登場する階段。
ジブリのアニメに出てきそうなおうち。
モンマルトルがかつて、独立した村だったころの名残で、最後に残ったブドウ畑。
近くには、有名なムーランルージュもあります。この付近は、ジャン・ピエール=ジュネ監督の映画「アメリ」の舞台にもなっているため、映画のファンの方にもおすすめです。
多くの方は、セーヌ川付近やヴェルサイユ宮殿を観光すると思いますが、モンマルトル付近も観光してみてはいかがでしょうか?
余談ですが、なぜか、この回に登場した場所はどこもかしこも高所ばかりでした。ビュット=ショーモン公園も登るのが大変でした。サクレ・クールも岡なので、そこそこ上るのが大変です。足の悪いブレフォールさんには絶対登れないと思います...。ノートルダム大聖堂もらせん階段を登るのがきついです。もちろんエレベーターなどはありません。
ちなみに、NOIRの聖地巡礼パリ編は今回で終了です。24話以降は荘園での話なので、パリは登場しません。
しかし、最後に、コルシカ島の聖地巡礼について、まだ記事を書いていなかったので、コルシカ島聖地巡礼記を以って、NOIR聖地巡礼記を締めくくりたいと思います。
次回に続く。
←NOIR聖地巡礼 第21話「無明の朝」
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