2008年3月26日水曜日

.hack//G.U. TRILOGY 発売!

[アニメ感想].hack//G.U. TRILOGY+.hackシリーズを振り返って…



Cap001_3アニメのレビューはもうしないとか書いて、またレビューしてしまいました。



ついに、ついにこの日がやって来ました!.hack//G.U. TRILOGYの発売日が!皆さんちゃんと予約しましたか?



Cap002


ゲームのアニメーションのクオリティが高くてファンを魅了した.hack//G.U. OVA、劇場版作品というだけあって映像はとてもきれいでした。


2Dと3Dのそれぞれの特色を活かした映像表現をしょうという試みが良く表れています。


あと、付属のブックレットがなんと100ページ近くあるという超大ボリューム!ここまで厚い(熱い)ブックレットは初めて見ました。内容は設定資料やスタッフのコメントなどが収録されています。100ページ近くあるということでなかなか豪華です。スタッフの気合を感じますね。


ストーリーはかなりテンポが早いです。まあ、1時間30分しかないので仕方ないですが(ゲームやってない人にはTRILOGYを見るのはちょっと厳しいかもしれません)、内容は大まかなところはゲーム版と同じですが、変わっているところも結構あります。ゲーム版とは違い、パッケージに書いてあるようにハセオとアトリ、オーヴァンの三人の物語という感じになっています。他のキャラ、榊とかも最初しか出番がなくシラバスやガスパーなども一瞬しか出番がありませんでした。


また、ゲーム版同様、歌が良かったです。挿入歌の「Liar's Smile」と主題歌の「Deepest Memories」はいい曲です。BGMに関しては個人的にはゲーム版の方が好きです。


戦闘シーンにも気合いが入っていました。オーヴァンとの戦闘シーンはなかなか迫力のあるものでした。大画面で見たかった…。


Cap04 しかし、やはりこのシーンはFateを思い出さずにはいられませんねw。ゲート・オブ・バビロンに無限の剣製とは、ハセオのマルチウェポンの能力はついにここまできたか!


オーヴァン:「どうした?足が千切れただけで降参か?」


おおっ!アーカードっぽい台詞。因みに今回は意識不明になる理由も説明されています。かなり無理がある気がしますがw。


Cap005 そして、オーヴァンとのガンアクションシーン、アバターバトルも必見!




Cap4 何より気がかりなのが最後のこのシーン。パイと謎の人物(声:関俊彦)との会話。


謎の人物「アケローンへ集うがいい。カロンの囚人たちよ…」


という謎の台詞。これはひょっとして続編があるということか!?アケローンとカロン、この二つはギリシャ神話に出てくるもののようですが、ストーリー自体には関係なのか、ただの気取った台詞なのか?


声が関俊彦というと.hack作品での登場はヘルバの手下、黒のビト。まさか、何か繋がりが?




Cap3 そして、毎度お馴染、パロディモード(今回は映像得点で)。これも必見です。パロディモードでオーヴァンが!


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■.hackシリーズを振り返って…


2002年から始まった.hackシリーズですが(思えばもう6年前…)、ここで.hackを振り返ってみましょうか。


.hack//SIGN


Cap6_3


すべてはここから始まりました。真下監督を初めとするNOIRを制作したビィートレインのスタッフによるアニメ、.hack//SIGN。曲も梶浦さんが担当し、演出など前年のNOIRの雰囲気が受け継がれた作品でした。思えばNOIR、.hack//SIGNこのころがビィートレインの最盛期だった気がします…。真下監督独特の演出とキャラクターの心情描写はNOIR同様いい感じな作品でした(霧香キャラも出てくるしね)。奥深いストーリー展開と背景と曲の雰囲気で描かれるキャラクターの心情描写がいい作品です。管理人のお気に入り作品の一つでもあります。


.hack//(感染拡大、悪性変異、侵食汚染、絶対包囲)


監督:真下耕一、脚本:伊藤和典、キャラデザ:貞本義行という最強のアニメーター陣営で送るゲーム版.hack。このためにPS2を買ったのが懐かしい…。全四巻に分けて発売するという買う側にはきついゲームでした(分けても2巻ぐらいにできたんじゃないか?)。ストーリーが奥深い作品でした。アニメ版の.hack//SIGNの内容がゲーム版の伏線になっていたりして面白かったです。ゲームシステムは結構単調で、難しい訳ではないのですが少々きつかったです(vol.1は正直重かった…)。アニメーションはG.U.ほどではないですが、面白かったです。


.hack//Liminality


Cap10


.hackは監督や脚本、キャラデザがアニメーターということだけあって、毎回アニメのDVDが一本ついてくるという特徴がありました(4巻に分けられたけど、こうして考えると結構リーゾナブルなお値段だったのかも)。アニメーション制作はもちろんビィートレイン!監督は真下耕一!曲は梶浦由記!これもやはり曲が良かったです。時制はゲームと同じで、ゲームの内容とリンクしていてこれがまたゲームを盛り上げるのですよ。そして、声優も江原正士、久川綾、小林沙苗といういつもどおりの真下声優だったというのも特徴的でした。あと、vol.1のヒロインの水無瀬舞の眉毛が太かったのが印象的でした。


.hack//黄昏の腕輪伝説


Cap11


この作品は漫画版は依澄れいが書いていて、アニメ版はキャラデザが菊地さんだったのですが、どうも.hackの世界観を壊していた気がします。.hackに秋葉系っぽいイメージがついてしまった気がします。一般人の友人に「.hackってあのネコ耳とか出てくるやつだろ」と言われたのが記憶に残っています。正直あんまり面白くなかったです…。漫画は一応全巻買いましたがw。


.hack//Roots


Cap8


.hack//SIGNに引き続きビィートレインが制作したG.U.の序章となるアニメ版。今回はOPの曲とBGMがNOIRの逆バージョンでOPが梶浦さん、エンディングがALI PROJECTとなっていて、これはこれで悪くなかったのですが個人的にはやはりNOIRの組み合わせが一番好きですね(新居昭乃さんカムバック!)。エンディングの亡國覚醒カタルシスは結構好きですね。内容は26話は多すぎた気がします。昨今のアニメは1クールで終わってしまうものが多く、内容がまとまり切らずに終わってしまう作品が多いですが(プリズムアークは惜しい作品だった…)、これは逆に内容をいかに引き伸ばすかという問題に当たっていた気がします…。しかも。このときは今まで一期の間に1作品というのを保ってきたビィートレインが何を思ったか一気に3作品、しかも全部2クール以上!ツバサクロニクルやスパイダーライダーなどは気違い染みた4クール。さすがにスタッフも大変だったのか.hack//Rootsは作画崩れなどいろいろ問題を抱えていて、前作の.hack//SIGNに比べると正直駄作と言わざる終えない気がしました…。


.hack//G.U.(再誕、君思フ声、歩くような速さで)


最初のPVが発表されたのが確か2005年末。このときのPVを見た感想は『絵が前と違う。なんか外人向けっぽい』でした。しかし、次に出たPVでは少し修正されていていい感じになっていました。2005年末に見たときは『続編ものなんて、どうせ微妙なやつだろ』とか思っていましたが、いざ蓋を開けてみるとかなりの名作ではありませんか!ゲームシステムも向上されているし、映像面でも前作をはるかに凌ぐできだし、なにより単なる前作の続編というわけではなく、前作とは異なるストーリー展開ではあるが、前作の世界観や内容をしっかり踏まえていて、なおかつ前作が主張しすぎず、G.U.のオリジナル性を損なわないところが評価が高いです(ただ少し残念なのは、前作のプチグソや背景の謎の像など“背景の画面的な遊び”が薄くなって一画面の情報量が減っていたことでしょうか。)G.U.でもまたRootsの伏線部分やキャラクターが関わっていて、そこは前作同様良かったですね。三谷朋世さんのエンディングソングが個人的には気に入っています。あとG.U.シリーズは漫画や小説版の方はどうも好きになれませんでした。どうも、悪乗りな感じが…、G.U.+はそんなに悪くないのですが。XXXX(イクスフォス)はどうも自分的には受け入れがたいです。


その他小説版.hack


.hack//ZEROのvol.2は出ないんですかね…。個人的には結構好きだったのですが。GU出てしまいまいしたしね。AI busterは設定を深める上でなかなか良かったと思います。AnotherBirthは主人公がついにブラックローズになるわけですが、


パロディモードのカイト:「僕は思うんだ。このゲームの主人公はじつはブラックローズなんじゃないかと」


本当になってしまいましたねw。



ここまで長々と語ってきましたが.hackシリーズは世界観が深くてなかなか楽しめる名作だったと思います。



そういえば、ビィートレインの新作はまだ発表されませんね。ビィートレインのHPで近々発表すると書いてあったのに。今期も面白そうなアニメがいっぱいあります。個人的には「紅」やヴァンパイア騎士(HPのトップ絵は割と原作に近い気がしますが、果たして…)、そして今期最大の注目作!スタジオファンタジアのセクシーガンアクションアニメ最新作!「クリスタルブレイズ」。AIKa、ナジカ電撃作戦、ストラトス4、AIKa R-16と来て、また新たな作品が!いやはや実に楽しみですな。


あと、GONZOがニトロとタッグを組んで制作したブラスレイター、そして、久しぶりのマッドハウス原作作品「カイバ」というのがありますが、なんと主人公の声は桑島さんじゃあないですか!しかし、この作品テーマが今自分が書いている夏コミ向けのオリジナル漫画と偶然にもかぶっているんですよね。この漫画は“記憶”をテーマにしたもので、同人誌なのにも関わらず続編物の全4巻にする予定というとんでもなくお馬鹿なものです(在庫処分が大変そうだ)。しかも、描くの初めてなのに…。頑張ります…。作画大変だなぁ…漫画ってやっぱ大変だよ。今期は久しぶりにアニメオリジナル作品が多いですね。2006年とかいろいろ問題な年でしたが、これからはまただんだん良くなっていくんでしょうかね。ユーフォーテーブルとかビィートレインのオリジナル作品は今回はないみたいですが。ユーフォーテーブルは劇場版「空の境界」の制作もありますしね。早く見たいですね。ビィートレインはまたたくさん作っているのでしょうか?それとも予算の都合か?いやいや、これだけ時間をかけているんだから、また気合の入ったものを作っているのでしょう。楽しみですね。おそらく今年の秋にまた熱い作品を出すのでしょう。ひょっとしたらNOIRなどを超える作品がでるかもしれませんよ。はたして会社のバナーが霧香から変われる日が来れるのか!?


仮面のメイドガイはどんな感じになるんでしょうねw。あとガンダム00は本当に第二期があるんでしょうか?なんかもう終わりそうな感じなのですが、シードデスティニーみたくならないことだけを祈ります。黒田さん頑張ってください!


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